最終確認

アカウントを削除してもよろしいですか?

削除する
キャンセル

新規登録はコチラ
SiiiCKに新規登録
メールアドレス 必須
会員登録には利用規約プライバシーポリシーへの
同意が必要です。

DOZEONE NYスタイルのグルーヴィなハードコアのオリジナリティを追求する、東京の若手筆頭ハードコア・バンド

新世代のハードコア・バンドが数多く出てきて盛り上がる中、DOZEONEはハードコア・ミュージックのオリジナリティを追求するばかりでなく、カルチャーも大切にしているバンドだ。

’80年代後半から2000年代までのNYのハードコアを軸に、ハードロック、パンク、レゲエ、ダブ、ソウル、ファンク、ヒップホップなど、メンバーそれぞれが通過してきた音楽のエッセンスをミックス。今年2025年4月20日には1stアルバム『DOZEONE』をDOMINATEのMotty主宰のDIRTY RATS RECORDSからリリースし、5月3日にはバンド初の企画となる “OVERDOZE vol.1” を初台WALLにて開催。プロテイン太郎(Vo)、RYOGA(Gt)、KOYO(Gt)、TAKUMI(Ba)、TAICHI(Dr)の5人と新宿の居酒屋で合流して、いろいろ話を聞いた。




メンバーの出会いとバンド結成


SiiiCK バンド結成のきっかけは、RYOGAとTAKUMIが出会ったところが始まりですか?


RYOGA 地元が会津若松なんですけど、地元のH8CALLというハードコア・バンドのイベントに遊びに行ったら、TAKUMIくんがふらっと遊びに来てたんです。


TAKUMI その日会って、ソッコーでヴァイブスが合って。いや、もうクソ最高だねってなって。イベントを通して遊んで、イベントが終わってからも朝まで遊んで。


RYOGA こいつしかないと思って。


TAKUMI ガーくん(RYOGA)が東京に来るという話になって。だったらバンドをやっちゃおうぜみたいな。でもコロナ禍で空いちゃったんだよね。


RYOGA コロナ禍が明ける頃に俺は東京に行くんですけど、そこでTAKUMIくんからKOYOを紹介してもらって。


TAKUMI KOYOは19歳になる前から知ってて。


KOYO ガーくんとTAKUMI、俺とTAKUMIの付き合いの年数は同じくらいで。TAKUMIとは何かの打ち上げで、渋谷のバーで会ったんです。


RYOGA NYスタイルのバンドをやるというのは最初に決まってたんですよ。KOYOと初めて会った時に、どういうNYハードコアを好きなのか聞いたら、Neglectだと答えて。俺も「Neglectのようなバンドをやろうと思ってるんだよね。マジで一緒にやってよ」って話をしたんです。そこから1年ぐらいNeglectっぽい曲は全く出来てないんですけど(笑)。


プロテイン太郎 俺の場合は、小岩の300円中華で打ち上げがあって。TAKUMIと隣の席になって、バンドの話をしてたんですよ。TAKUMIが「新しくバンドするんだけど、まだヴォーカルがいないんだよね」って言ったんで、その場のノリで、「じゃ、俺ヴォーカルするよ」って言ったのがきっかけです。


TAKUMI こいつは前にEmbrace The Wingsという叙情派系のバンドをやってたんですけど、その時のライヴを観て、気合いの入り方がめっちゃいいなと思って。マイクに頭を打ちつけまくって、血を流しながら歌ってて、最高だったんですよ。こいつ、叙情よりもこっちの方が合うなと思って。TaichiはTwitterで応募してきたんです。それで3年間のWESTOKYOのイベントで初めて会って。


プロテイン太郎 マッチングアプリの待ち合わせみたいになってた(笑)。


RYOGA 「真っ赤なTシャツを着て、ミニストップの前にいます」みたいな(笑)。そしたらスゴい好青年が来て。本当に俺らのバンドでやってもらっちゃっていいの?って(笑)。


TAKUMI 最初は1人称が「僕」だった。でも俺らの中で一番ギャングスターなのはTAICHIなんです(笑)。

ImageImageImageImageImage



やらかした話


SiiiCK 一人ひとりのやらかした話を聞かせてください。


KOYO こないだDOZEONEのレコ発をやらせてもらったんですけど、とにかく楽しすぎて、テンションが上がりすぎて。打ち上げで爆踊りしてたら、そのままテーブルに突っ込んだらしくて。左の目の上が血まみれになって。今も化粧したみたく目の上が紫なんですよ。あと、酔っ払って知らない人の家の玄関でずっと『あしたのジョー』みたいに寝てたこともあります。メンバーと飲みに行くことも多いんですけど、高円寺で飲んでて、全員を引率して帰ろうとした時に、酔いすぎて、家とは真逆の方向に行ったらしくて。一生着かなくて、Taichiがブチ切れて。「おまえ家どこじゃい?!」って言われました。


TAKUMI 肩を組んでたKOYOを後ろになぎ倒しました。


RYOGA KOYOはナビを見ながら真逆に行ってたんですよ。そしたら急にTAICHIがブチ切れて、KOYOを倒して。転がって起きあがろうとしたKOYOに膝蹴りを入れて。それを喰らった後にKOYOが、「おまえだけは絶対に家に来い」って(笑)。


TAKUMI ガーくんの最近のやらかしはTシャツでしょ。


RYOGA レコ発の話なんですけど、アルバムのジャケットのアートワークを、DIKTATORのギターのTENKIくんという、ライターもやってる人が作ってくれて。中のライナーはDIKTATORのもう一本のギターのKOYAくんに頼んだんです。ジャケットには「DOZEONE」のロゴがデカデカと入ってたので、そこだけをくり抜いてフロントにして、他の絵の部分は背面にプリントして。自分がTシャツを45枚発注したんですよ。その時の俺の携帯はめちゃめちゃ壊れてて。レコ発当日に初台WALLでTシャツを出して、背中をめくってみたら背面のプリントが45枚とも全くなくて。発注ミスだったんですよ。その時にTAICHIが「おまえ調子こいてんじゃねえ。なんなんだよ、マジで!!」ってブチ切れて。


TAKUMI 別に調子こいてるわけじゃないんだけど(笑)。


プロテイン太郎 俺のガチやらかしは下北沢だな。


TAKUMI 仲間内でもう一人、TAICHIっていうのがいるんですけど。


プロテイン太郎 ビールをおごってもらって、うれしくてバーカンの前でケツを出してたんです。それで、もう一人のTaichiに頭からビールをぶっかけたんです。しかも女の子に、「おまえ〇〇〇〇好きなの? 俺超好き!」とか言ってたらしくて。


TAKUMI ’95、’96、’97年生まれ限定のパーティだったんですよ。


プロテイン太郎 俺は翌日仕事だったんですけど、起きたのが昼の2時で。親方にめちゃ怒られたっす。


TAKUMI 親方はビートダウン・ハードコア・バンド、ROCKCRIMAZのOZZYさんなんですよ。俺は1月末に初めて好きになった女の子と別れたんですけど、その子がある時clubasiaのイベントに来てて。「来てるな」と思いながら、ちょっと切なくて。でもテキーラを飲みすぎて。1本出して、みんなに配りながら遊んでたんですけど、「TAKUMIくん、さっきチューしてた女の子、誰?」って言われて。「何分前ぐらい?」、「5分ぐらい前だよ」って。マジで覚えてないんですよ。


TAICHI 〇〇〇〇〇ですけど、〇〇〇〇〇なっちゃって。〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇ですよ。


プロテイン太郎 おまえは人間性で負けた。


TAKUMI みなまで言うな!(笑)……このインタビュー、大丈夫ですか?(笑)


SiiiCK ここで締めたら最高だよね(笑)。


一同 ありがとうございました!!


プロテイン太郎 一応、アルバムのインタビューですよね?



2025年5月3日 初台WALL  1stアルバム『DOZEONE』リリース・バッシュ “OVERDOZE”



DOZEONEで意識していること


SiiiCK 話を戻すと(笑)、メンバーが揃ったのはWESTOKYOのイベントだったんですか?


RYOGA 自分がプロテイン太郎と会ったのもそこが初めてで。TAICHIとプロテイン太郎が初めて会って、やっと5人が揃うんです。


KOYO 俺はその時行けなくて。その後、最初のスタジオで会ったんですけど、TAICHIは眼鏡をかけてて、スゴく真摯にドラムに向き合う感じで。「俺、今日ラフな感じで来たけど、大丈夫かな?」って思いましたね。


Taichi そのスタジオの時、ドラムを叩くのが1年半ぶりだったんですよ。


TAKUMI 俺はDOZEONEとSPEAKEASYで初めてベースを始めたんですよ。昔、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンのコピバンだけやって。それ以降はVICE CITY SLAVEというバンドでヴォーカルを14歳からやってて。ベースを弾くことになって、けっこう緊張してましたね。


SiiiCK SPEAKEASYのライヴの時にめちゃくちゃ客を煽ってましたよね。あれは良かったです。


TAKUMI 煽りますね。最近はモッシュ文化がアイドルオタクにもあるらしくて。メタルコアからの経由で、ハードコアの方に徐々に流れてくるのも増えてきたんです。でも、ナードであれ、不良であれ、ハードコアという音楽を好きで、一緒にパーティに来てる以上は、関係ないだろうと思ってて。ガンガン、カマそうぜという思いで、煽っちゃうんですよ。


KOYO ハードコアの音楽、シーン、現場に一番長くいるのはTAKUMIなんで。僕らメンバーとしても、そこに対する絶対的な信頼はあるんですよ。TAKUMIのライヴ中の煽りに対しても、僕はけっこう耳を傾けちゃいますね。


RYOGA 金銭面とか本当に終わってるんですけどね。でも曲作りとかライヴの時に信頼できるのは、やっぱりTAKUMIくんなんですよ。やっとこの前、身分証も出来て。


TAKUMI 国民健康保険証をゲットしました!


一同 イエーーーーーーー!!(乾杯)


KOYO なんなんだ? この低レベルの祝いは?(笑)


RYOGA DOZEONEってこういうバンドです。まあ、自分が曲を作ってるんですけど、自分の持っていった曲に、いろいろ「こうした方がいい」って、最終的な調整というか、プロデューサー的な役割はTAKUMIくんがやってくれてて。


TAKUMI ハードコアって細かいところが超重要じゃないですか。リフとリフをつなぐ間とか、ブリッジの部分とか、10年ハードコアをやってて気づいた部分ではあるんで。そこはDOZEONEでは超意識してますね。


RYOGA 俺一人でもできないし、TAKUMIくん一人でもできないことが、二人になるとできてるという感覚はあるな。


TAKUMI 今回のアルバムで言えば、「EARLY TIME METHOD」という曲は、俺が展開をほぼ持っていって、ガーくんにリフを作ってもらったんですよ。俺はDMS、マッドボールとかクラウン・オブ・ソーンズとかのストレートな労働者階級のハードコア・パンクが超好きなんで、それをやりたいと思って作った曲ではあったんです。


KOYO 「EARLY TIME METHOD」だけはアルバムの中で毛色が違うよね。


RYOGA ライヴでやっても上がるんだよね。


TAKUMI ストレートな8ビートとモッシュができるブレイクダウンとビートダウンを意識して作った曲なんで。それをガーくんと二人でサクッと、2回のスタジオで完成させられたのはうれしかったですね。


SiiiCK DOZEONEの曲って、リフがキャッチーで、一発で覚えらるのがいいですね。


プロテイン太郎 そこはガーです。歌えますよね。


TAKUMI やっぱりハードコアで歌えるリフは大事だから。最近はニュースクールとかメロディック・デスメタル、メタルコアの影響も流行ってるけど、太くてキャッチーなのがいい。


RYOGA 地元会津の隣町、郡山にBEHIND THE 8 BALLというバンドがいて。そのバンドを見て、会津若松の先輩がH8CALLというバンドを始めて。俺はそのH8CALLを見て、DOZEONEを始めようと思ったんですよ。その福島の色はどこでも通用するんじゃないかなと思って。それを東京でどうカマそうかというのをずっと思ってたんです。


TAKUMI 俺は仙台でずっとハードコアで遊ばせてもらってて。BREAK OF CHAINというバンドがいて、めちゃマッドボール由来なんですよ。それがあって、このバンドで1曲ぐらい、ストレートだけど癖の効いたハードコア・チューンを作りたいと思って。リフはガーくんにまかせました。あれはマジでDMSっぽいよね。


RYOGA 自分はDMSに対して、IDSというクルーがスゴい好きで。それをちゃんとミックスさせられたんです。DOZEONEとしてちょっと変わったハードコアをやってるという部分も自分では欲しくて。


TAKUMI やってるよね。オリジナルじゃないとハードコアをやる意味がないじゃん。


RYOGA 「何かっぽい」っていうのは避けたいんだけど、リスペクトを感じる部分はふわっと陰で見えたり、感じ取れたりできたらいいなと思って。ヒップホップで言ったらサンプリングみたいな使い方ですね。


TAKUMI そのサンプリング・ソースを探すのがヒップホップの面白さだから。あれをハードコアでも感じさせられるようにしたい。

Image

左から、KOYO(Gt)、TAKUMI(Ba)、プロテイン太郎(Vo)、RYOGA(Gt)、TAICHI(Dr)



ハードコアの中のこだわり


SiiiCK 今の時代、ハードコアのサブジャンルもたくさんありますが、いろいろある中で、何故そこに惹かれていったのですか?


RYOGA 俺はやっぱりBEHIND THE 8 BALL、H8CALLがやってるハードコアが好きで。’90sのハードコアのルーツと言えば、バッド・ブレインズという頭があって。その後誕生したブルックリンのDistrict 9とか、クイーンズのEverybody Gets Hurtとか。カルチャーも込みで’90sのNYハードコアが好きなんです。それに憧れて、その音を真似て、弾くようになった結果、今のDOZEONEのサウンドになりましたね。


TAKUMI 俺が元々ハマってたのは’90年代のパンクをはらんだロックで。小6でGAUZEに出会った時に、速い音と怒ってる感情にめっちゃフィールしたんです。中1の時にはヒップホップにハマって。そこのグルーヴをはらんでるハードコアって何だろう?と思ってた時に聴いたのが、NYハードコアのコンピレーション(『New York Hardcore: Where The Wild Things Are』)で。Maximum Penalty、Raw Deal、Leeway、クラウン・オブ・ソーンズとかを聴いて、スラッシュメタル、ヒップホップ、ハードコアの3本柱でこんな面白い音楽ができるんだ?!ってなったのがきっかけですね。そこから、BREAK OF CHAINが県外からバンドを呼んでたイベントがあった時に、VICE CITY SLAVEで出させてもらってたんですよ。ライヴはそこで吸収させてもらいながら、いつかグルーヴィなハードコアをやりたいなとは思ってたんです。


RYOGA 会津若松で高校生の時から遊んでて、スケーターの先輩がやってるknotというDJバーがあったんです。そこにはH8CALLの先輩もWhereAboutsというヒップホップのクルーもいて、DJもいっぱいいて、スケーターもペインターもいて。閉鎖された土地でいろんなカルチャーが集結してたんですよ。そこで会津若松のカルチャーというか、地元に根付いた独自の色みたいなものがスゴく好きになっていく中で、NYハードコアにどっぷり浸かることになって。NYハードコアでもちょっと変わったものをやりたくなったんです。


プロテイン太郎 俺はDOZEONEをするってなった時すらも、NYハードコアをあんまりわかってないぐらいのスタートラインでしたね。でもそこからガーくんとTAKUMIにいろいろ教えてもらって。まず魅了されたのは、男臭さとヒップホップが持つ洒落っ気だったんです。音源だとOutburst、No Redeeming Social Value、スカーヘッド、バイオハザードとかが超好きで、実際のライヴだと、ちゃんといろいろ聴いて好きになってから観た、ETERNAL Bの衝撃がヤバすぎて。H8CALLもライヴを観てスゴい喰らいました。音源以上に、東京だったり各地方でやってるNYハードコア・スタイルのバンドを観て、どんどん引き込まれていきましたね。


TAICHI 自分は小さい時からレッド・ツェッペリン、ザ・フー、KISSとかのハードロックを聴いてて。ドラムのヒーローはレッド・ツェッペリンのジョン・ボーナムなので、シングルペダルでド派手なドラムを叩くのに一番惹かれましたね。ああいうドラムはDOZEONEに落とし込みやすくて、けっこう上手くマッチした感じですね。NYハードコアは聴いてなかったですけど、ハードコアのライヴには一人で通ったりはしてて。コロナ禍だったので、ライヴをやってるバンドが少なくて。NUMBとかSAIGAN TERRORを観てました。NYハードコアを聴くようになってから、NUMBのSEKIさんのドラムを今見るともう別次元なんですよ。U字にハイハットを叩くのはめちゃ真似してますけど、めちゃ難しいです(笑)。


KOYO 僕の地元にはジャパコアとか速いパンクが多くて、学生の時に好きで聴いてました。そこからエピタフとかFATのバンドが好きになったんですけど、フェスのフライヤーを見ると、マッドボールとかがいたりするんです。その名前を見て、最初は興味本位でYouTubeで検索して、「カッコいい。こういうパンクもあるんだ」ってなって。NYハードコアに一番傾いたのは、やっぱりタフさですかね。ファッションもめちゃくちゃお洒落だし、多感な時期だったので、そこにも惹かれました。


SiiiCK ライヴで演奏を始める前に、ビースティ・ボーイズの「Intergalactic」をかけているのもいいですね。


RYOGA 大好きなんですよ。やっぱりNYと言えばビースティだし、カッコいいんですよね。


TAKUMI あの曲のパーティ感ってスゴいじゃないですか。やれるだけやっちゃえみたいな感覚があって。ビースティ・ボーイズの名前もバッド・ブレインズと同じ「BB」にしてるんですよね。


RYOGA BBには憧れたんですよ。BEHIND THE 8 BALLもBBだし。


SiiiCK ライヴでは「Intergalactic」に続いて、ベースで始まる「INTRO」が定番になっていますよね。「INTRO」もそうですが、長めの曲にはグルーヴ、ファスト、ビートダウンといろいろな展開があって、ライヴで観るとめちゃくちゃ盛り上がるんですよね。


RYOGA ありがとうございます! やっぱりライヴを想定して曲を作ることが多くて。


TAKUMI ハードコアはそこでしょ。


RYOGA 曲を一回全部録り終わった後に、何日も聴いて、2週間以上聴いていても飽きないカッコいいものだけを残して、そこから展開していくんですよ。


KOYO 100曲作ったら、95曲はボツだよな。


RYOGA TAKUMIくんの家に行って、ギターでリフを弾くと、「これ、誰の曲?」って、TAKUMIくんが聞くんですよ。その時に、「いや、これ俺のリフなんだよね」って言うのがスゴく気持ち良くて(笑)。そこで、これはいけるなと思うんです。


TAKUMI 俺が精神的支柱?

ImageImageImage



音楽のルーツとパーティ感


RYOGA マジでいつもありがとう!(笑) 自分もルーツで言うと、ダブ、レゲエ、ヒップホップとか、ブラック・ミュージックがスゴく好きで。ファンクとかソウルはサビに行くまでの流れがドラマチックなので。盛り上がるところはここというのをどこかに作って、その振りになるリフと展開をつなぎ合わせていくっていうのを、DOZEONEでは意識してますね。


TAKUMI NYハードコアって、ぶっちゃけビートダウンとかブレイクダウンよりも8ビートの方が面白くて。Snapcaseとか、難しいパートで跳ねてるドラムよりも、沈ませたビートでモッシーな部分があるじゃないですか。渋くていなたい8ビートでモッシュする感覚を、若いヤツらにはわかってほしいというのもありますね。


RYOGA そこはヒップホップを理解してるかどうかだね。


KOYO ガーくんが作るリフにはソウルのフロアジャック感があるから。


RYOGA 自分はダブも好きなんですけど、ダブって太い音の重心、リズム隊で聴かせるんですよ。それをスゴく意識してて。「NOT STEP BACK」という曲では、中間のドラムのハイハットがクローズで8ビートになる展開があるんですけど、もろダブのリフからギターに起こしてたりするんです。ダブの後ろノリ、ハードコアの速くモッシュできる部分、ヒップホップの8ビートの気持ち良さ。それをどうミックスさせようかというところで今も苦労してますね。


TAKUMI パーティ感も重要ですね。この前のレコ発の時、メンツとしては、SLUGGERと俺らだけが20代のハードコアで、他は40代以上の先輩のバンドにお願いしたんです。先輩たちを巻き込んだ上で、20代の若手をしっかり呼んで、ガッツリ最高のパーティができたことがうれしくて。それができるのって俺らだけだと思うんですよ。


RYOGA 元々俺とTAKUMIくんがクラブ遊びが好きで。クラブのパーティ感をそのままハードコアに持ってこれたら、本当に俺らが楽しく遊べるシーンになるなと思ってるので。


TAKUMI メタル派生の子だと、SNSの感じは盛り上がってるけど、いざハードコアのイベントに来た時に、はしゃいでる子が少なくて。悪いことじゃないですけど、それだけじゃただの音楽になってしまうから。


RYOGA ブラック・ミュージック、クラブ・ミュージックにしかない上がり方ってあるじゃないですか。ハウス・ミュージックだと、この展開で来るなっていうのがわかるから、その予定調和が楽しいんです。


TAKUMI でも、ハードコアには予定調和と裏切りがあるから。


RYOGA 「ここでそれ来るの?」っていう裏切りが面白いし。


TAKUMI 「やっぱこれ来た!」っていう予定調和も面白い。


RYOGA そうなるとDMSとIDSなんですよ。


TAKUMI 間違いない!


RYOGA そういうバンドがやりたくて、集まった3人もド派手にやらかす3人だったので。


TAKUMI プロテインなんて友達の頭にビールをかけるから。


RYOGA KOYOはすぐに脱ぎたがるし。


TAKUMI TAICHIのヤバさにも俺らは気づいてるけど(笑)。


KOYO TAICHIは最初は全くつながりのなかった野良のドラマーだったけど、今では酔っ払ってる俺の頭を蹴飛ばすようになったので、うれしいですよね。


SiiiCK めちゃくちゃグルーヴのあるドラムですよね。


RYOGA DOZEONEを組んだ時に、TAICHIと俺の二人でスタジオに入って、15分ぐらいで出来たのが「D.L.D」なんです。他にも、プロテインと作る曲もあるし、KOYOと作る曲はあるけど、もっとNeglectっぽいものにしたい(笑)。いろんな化学反応があるし、無限に可能性があるというか。関係が深まれば深まるほど可能性が出てくるのが、DOZEONEのキャラ立ちの良さだと思いますね。


TAKUMI みんなでDOZEONEという屋台骨をガッチリ作ろうという意識もスゴくあるので。


KOYO 俺らはお互い言いたいことを言えるし。そこがぐらつくことはないと思いますね。


RYOGA DOZEONEはメンバー間で一番遊んでるから、そこが一番いいかな。


TAKUMI 間違いない! 「おまえら仲がいいな。高校生の部活みたいだな」って言われるし(笑)。


プロテイン太郎 DOZEONEとしてのプライドが、大人になってからのアイデンティティになってるのが、俺は超いいなと思ってますね。


TAKUMI 実際、周りにいるヤツらって、やりたいこともなければ、とりあえず働いて金を稼いでるようなヤツらばっかじゃん。その中で自分は音楽だったりストリートのカルチャーを好きになって。友達がたくさんいて、パーティをして、平日はしんどいかもしれないけど、たまに平日もパーティして……。一般的な幸せとは違う幸せを俺は見させてもらってるんで。


プロテイン太郎 今まで別々の道を歩んできたけど、同じ考え方のヤツらが集まったのが、マジで奇跡っすね。


RYOGA ブッキングにしてもそうで。KILLER-BONGさんとの共演とかも、各々がブッキングを取ってくるので。ハードコア以外のつながりも広がるし、いろんなところでやらせてもらえるのも、このメンバーがいるからこそなんですよ。


TAICHI バンドを始めてからグラフィティが好きになって。その中でもQP、PUTS、ESOWとかが大好きなんですけど、その人から実際に会ってロゴを描いていただいた時とかは、本当にこのバンドをやってて良かったなと思いました。


TAKUMI 最終的には、気持ちの部分でつながれる人と何かをやるのが一番だと思うな。俺らがやってるパーティにみんな来てほしいです。俺らのパーティはハードコアだけで楽しむのじゃなくて、ハードコア以外の音楽をどうやって楽しむか、それをどうやってハードコアに持ってくるかまでを提示したいと思ってるんで。


RYOGA 音楽で集まる楽しさに気づいてほしいよね。

Image



これからのプラン


SiiiCK アルバムもリリースした今、ここからどういう活動をしていきたいですか?


KOYO 国内各地をツアーで回りたいですね。2年ぐらい活動してきた中で、地方の友達や先輩も増えてきたので。ローカルの友達に組んでもらって、ローカルを体感したいです。


TAKUMI 人のローカルで我が物顔で遊ぶのが一番楽しいじゃないですか。それをDOZEONEではどこでもやりたくて。


KOYO それでいて、こいつらのパーティはどこに行ってもヤバいというのを示したい。


RYOGA 俺らがいるところがパーティだと思ってるから。


TAKUMI 海外に出て、日本のグルーヴィなハードコアをカマしに行きたいですね。去年のBLOODAXEのPRE SHOWで、海外のバンド2つから褒めてもらったんですよ。俺らは向こうでやってもカマせられるんだっていう自信を、そこでつけさせてもらいました。


RYOGA 海外のレーベルからも声をかけてもらいましたね。一昨年の年末でスゴく印象に残ってるライヴがあって。大阪のHARDCORE GRANDPRIXに出させてもらったんですけど、あれは東京勢のカチコミになりましたね。


TAKUMI WEST SIDE UNITYというクルーがいて、縦と横の垣根を壊してくれたんですよ。その垣根を壊す部分、東京でも必要だなと思ってて。それで頑張って動いてる部分もありますね。


RYOGA こないだ小岩BUSHBASHでやった、BEHIND THE 8 BALLのヴォーカルのBOSさんのベネフィット・ショーに俺らも出させてもらったんですけど、その時に出た若手は俺らだけで。DOMINATEのMottyさんも、DIRTY RATS RECORDSのオーナーとして、後ろで見ててくれて。MCで俺が、「4月20日にアルバムをリリースして、後ろにいるMottyさんのレーベルから出させてもらいました」って言ったら、「俺か?」ってなって。かなり仕上がってましたね。でも、どこに行くにしても、本当に良くしてくれてて。「打ち上げ行くか?」、「一緒に飲むか?」って言ってくださるし、レコ発の時も一番はしゃいでくれるくらいで。スゴくリスペクトしてる方です。


TAKUMI 東京でNYハードコアを全面に押し出したハードコアって、俺ら世代にはいなかったんですよ。そこに俺らが出てきた時に、けっこういろんな人たちが注視して、気にかけてくれるので。そこの期待を背負ってることも意識してますね。やっぱりSWITCH STYLEぐらい張りたいから。ハードコアを知らないヤツがハードコアをカッケエと思ってもらえるぐらいにはできてるつもりなんで。


KOYO レコ発の時も、あまり見たことのないお客さんが、早い時間から並んでくれてたよね。


TAKUMI そういう人たちみんなに話しかけたいじゃないですか。「DOZEONE、マジヤバかったっす」っていう一言がマジでうれしくて。


KOYO それがうれしすぎて酔っ払いすぎましたけど。


TAKUMI おまえが特にだ(笑)。


RYOGA で、その人たちから引かれる(笑)。


TAKUMI みんな全員ダメなんですよ。でもダメなところはみんなでカバーすればいい。


プロテイン太郎 俺らはライヴが楽しかったって言われることがスゴく多いんですよ。俺らが超楽しいと思ってライヴしてるから、それがフロアに伝染して、サウンドだったりグルーヴだったりに出てると思うんです。バンドをしてる以上、カッコいいは大前提なんですけど、楽しいって思わせるのは、そこを1個超えたところにあると思うから、それって俺らにしかない武器だなと思いますね。



『DOZEONE』

(DIRTY RATS RECORDS)

4月20日リリース。1stアルバム

Image

1. INTRO

2. DOZEONE

3. WORDS THROUGH

4. THREE

5. EARLY TIME METHOD

6. SKIT (feat. s4y4k4)

7. NOT STEP BACK

8. D.L.D

9. OUTRO (PROD BY BOOGIE MASON)



Instagram @dozeone_1998

X: @dozeone_hc

https://dozeonethc.base.shop

コメント

0件