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ReVERSE BOYZ 関西のハードコア・クルー、WEST SIDE UNITYの一員であり、「NEONINJA HARDCORE」を標榜するバンドが、突如2ndアルバムをリリース

ReVERSE BOYZが2025年5月29日、2ndアルバム『NEONINJAZLiFE』をサプライズリリース!

いきなりApple Music(日本)の「メタル トップアルバム」の1位に新規ランクインするなど、快挙が始まっている。ReVERSE BOYZは、関西のハードコア・クルー、WEST SIDE UNITYの一員であり、「NEONINJA HARDCORE」を標榜しているバンド。2ndアルバムは、「SLAM MONEY (feat. WELL-DONE)」「LFG!!」「PoziNega 2000」などのシングルを含む全12曲を収録し、ハードコア、メタルの様々なスタイルが入り乱れるハイブリッドなサウンドに、エアホーンやブレイクビーツも入り、日本語ラップとシャウトだけではなく、3人のラッパーが客演で参加。締めのビートダウンが最高にカッコ良く、パーティ感あふれるクロスオーバーなスタイルはさらに進化している。Young Dio(Vo)、Taz(G)、Gaki-G(Sampler)、yky(B)、Lil Azi Vert(Dr)、Maco(G)の5人に、5月31日のBLOODAXE FESTIVAL SPRING 2025のライヴ後に話を聞いた。



突如リリースされたアルバム『NEONINJAZLiFE』

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左から、Gaki-G(Sampler)、Taz(G)、yky(B)、Young Dio(Vo)、Maco(G)、Lil Azi Vert(Dr)



SiiiCK アルバムは急に出したんですか?


Young Dio 5月29日の夜にリリースしたんですけど、27日の朝にアルバムのデータが全部出来て。出来た瞬間にアルバム配信の申請をして、いつ配信されるんやろな? BLOODAXEに間に合うかな?とか思ってたんです。で、28日の夜はみんなでスタジオに入って。「ちょっと確認するわ」って確認したら、「4時間後に配信される」ってなって。「ヤバい!」みたいな(笑)。すぐに告知の準備をして、出てもうた感じですね。たぶん俺も含めてメンバー全員、フルで頭からケツまで流れで聴いたの、配信されてからが初めてですよ。


Taz あれは作戦とかではないってこと?(笑)


Young Dio ゲリラということにしておきます。


Taz TuneCoreの方で、サプライズリリースみたいな記事にしてくれたんですけど、かえって良かったなと思って。


Young Dio 何で告知なしなんかって言ったら、告知してもその告知した時間に配信されるか不安やったから(笑)。


SiiiCK でも、いきなり日本のApple Musicのメタル・トップアルバムで1位になりましたよね?


Taz 正直、エエーーーーッ?!ですけどね。


Young Dio 俺が一個思うのは、カッコいいからっすね。


全員 間違いない!


SiiiCK でも実際、アルバムを聴いてマジでヤバかったので、ソッコーで連絡したんですよ。


Young Dio 俺も配信されたのを聴いて、「おっ、けっこういいアルバムが出来たな」って、その時にやっと思ったすね(笑)。出すまでの話が長いんですけど、レコーディングは去年の9月にしてるんです。その段階では、1ヶ月ぐらいで全部終わらして、10月にアルバムを出す予定やったんですよ。それで、レコーディングの1日前にアルバムのデータが入ってるパソコンがつぶれて。データが全部飛んじゃって。レコーディングの前日に急いで作り直して。当日はレコーディングしながら作るみたいになってて。で、録り終わって、そこからミックスしてもらったんですけど、修正をしてたら、ここもこう直したらいいなとかがめっちゃ出てきて。気づいたら今年の5月に入ってて。さすがに出来るんかな?って、俺らも不安になってきて。ほんで出来て、配信しようとしたら、急に配信されたんです(笑)。だからあんまり俺らも状況を把握できてないですね。


Taz アルバムにGaki-Gのスキットが2つ入ってるんですけど、フルで完成品を聴いたの、配信されてからやったんで。途中形態は知ってたけど、最後はこれになったんや?と思って。


Young Dio 今年に入ってから構成を変えたりしたもんな。で、先月ぐらいに一旦出来てたんですよ。それをみんなに聴かせて、「気になるとこある?」って聞いたら、「ここ、こうしたい」というのが出てきて。変えるとかじゃなくて、ここのギターの残ってる部分をカットしようとか、そういう細かい部分の修正がちょいちょいあって。俺もエンジニアの人に、「すいません、すいません」って言いながら、やっと完成して。いい感じになったな。


SiiiCK 結果として、妥協のない、完成度の高いアルバムになったわけですね。これは2ndアルバムになるんですか? 1stアルバムは?


Young Dio 『FRIENDZ』ですね。あれはReVERSE BOYZで最初に活動する時に出そうと思ったアルバムで。ハードコアの中での細分化されたジャンルの、いろんな要素を入れた曲をやってるんですよ。ニュースクール味が強い曲もあるし。いろんな曲があって、そこに俺がラップしたらReVERSE BOYZになるみたいなスタンスで。「NEONINJA HARDCORE」という、俺らのスタイルを提示するためのアルバムを作ったんです。


SiiiCK 名刺代わりみたいなものですかね。


Young Dio それを作ってから、その流れでやりたいようにやろうという感じで、NEONINJA HARDCOREをずっと言い続けてますね(笑)。NEONINJA HARDCOREの定義はわからへんけど(笑)、言い続けて、やり続けたら、定義になってくるんちゃうかなと思って。逆に、ビートダウンだけをやるとか、ニュースクールだけをやるとかなったら、俺はたぶん飽きるんですよね。全部を混ぜたいというか、違う音楽でも、ここがヤバいなと思ったら、それをハードコアに消化して、取り入れていきたいなというのがあるから。NEONINJA HARDCOREに取り入れるという意味でやってますね。

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NEONINJA HARDCORE


SiiiCK NEONINJA HARDCOREは概念?


Young Dio 概念ですね。


Taz フフ……(笑)。ここにおる全員がNEONINJAが何かわかってないですからね。


Young Dio わかりやすく言ったら、ラッパーのアルバムって、いろんなビートがあるじゃないですか。ブーンバップ、トラップ、ドリル、ハイパーポップ……いろんなビートにラップして、一個のアルバムが出来てる。あんな感じで、いろんなハードコアのサウンドで俺がラップしてるスタイルが、NEONINJA HARDCOREのイメージですね。


SiiiCK でも、今回のアルバムでは、いろいろなサウンドがありつつもまとまっていますよね。


Young Dio 進化したっすね(笑)。


SiiiCK 今日のライヴを観ても思ったのですが、2ビートもあれば、ラップコアもあるけれど、最終的にはしっかりと落としているのがいいですね。


Young Dio そうなんですよ。落としたくてバンドを始めたので(笑)。


全員 爆笑


Young Dio ホンマに落としたくてバンドを始めたし、落としたいから展開を作ってるし。落とすためにいろんなことをしてる部分はあるっす。落とすまでのシナリオを、いろんな曲ごとに作るみたいな。でも、ただ落とすだけやったら面白くないから、落とすまでにこれがあった方が面白いとか、そういう遊び心ですね。普通にこの流れやったら絶対落ちへんやろみたいな曲でも、落ちたら上がるっすやん。俺らはがっつりクリーンで歌ったりとかがないから、ラップをしたまま、急にビートダウンして、落としたテンポの上でまたラップとかしたら、成立するちゃうかな?と思って。ギャップ萌えみたいな感じすね(笑)。


SiiiCK 曲作りはどのようにやっているんですか?


Young Dio 基本は俺が作ってるすけど、今回のアルバムからMacoが作った曲も入ってます。「We're from M19」と「v (K0M) v」はMacoが作った曲で。あとは、俺が作ったヤツをTazがリフを変えたりして、編曲することもありますね。俺が一旦デモを作って、それをみんなに投げて。練習しながら、ここを変えようかとかやって、完成みたいな感じですね。


SiiiCK それで、一旦録った後もいじるわけですね。


Young Dio 一旦録った後が一番いじるっすね(笑)。


Taz いじるのの基盤ができた感じです(笑)。


Young Dio もはやいじるためのデモ(笑)。出来てから、「さて、どこをいじろう?」みたいな。


Maco 一旦引き出しをバーッと出してから、「これ要る、これ要らない」ってやって。


Young Dio 言ったら、全員初心者なんですよ。ホンマに学校とかも行ってないし、音楽的なことは全くわかってなくて。とりあえずノリで始めて、遊んでる友達に楽器を持たして、「やろうや」みたいなので、一から全部やってきたんです。最初に技術では勝たれへんなと思ったから、自分らのオリジナルを貫こうという気持ちでバンドを始めたんです。みんなの自己肯定感を維持する方法として、ミスったとしても、俺らがやったら全部アレンジやからとか言いながら、やってたんすよ。でも、それでやってたら、気づいたらアレンジまみれになってて。練習せなあかんなってなりましたね(笑)。最近はミスらんと、めちゃカッチリめに演奏してるっす。

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バンド結成の経緯


SiiiCK 友達を集めて作ったバンドなんですか?


Young Dio マジ、そんな感じです。Gaki-GとTazは、中1の時に同じクラスやって、そこからのずっと友達で。Gaki-Gはハードコアとは関係ない子で、普通に俺が巻き込んだだけやけど、ビートを作ってて、サンプラーを持ってたんで。俺らのスタイル的に、そういうのが欲しいなとなって。一回一緒にやってみいひん?みたいになって。結局、今になってめちゃ思うすもんね。俺ら実は幼なじみなの、ヤバいなみたいな。


Gaki-G 地元の友達です。


Young Dio 3人は小学校は違くて、中1の時に同じクラスやって。名前の順で、俺ら全員同じ列やったんですよ。


Taz 苗字が近いから。


Young Dio 授業によっちゃ同じ班やったんですよ。それで仲良くなって。Gaki-Gを入れてから、KRUELTYのZumaくんがやってるRotting Noiseフェスに出た時に、鹿児島のLIFESTYLEというバンドがライヴしてて。「カッコいいから絶対に観て」って言ったら、Gaki-Gがヤバいってなって。全然ハードコアとかも関係なく、俺が巻き込んだ子やのに、めっちゃ喰らって。物販に行って、CDを買ってたんですよ。それに俺も喰らって。あと、「SxTxF (feat. nom)」という曲でフィーチャリングしてるラッパーも地元の子で。あの子とかも遊んでて、一緒に曲をやろうやってなって。ハードコアの現場に巻き込んだら、ハードコアがめちゃ好きになって。モッシュもするし、ライヴもカマすし。そうやって昔から友達を巻き込んで、ハードコアの良さを伝えてるんすけど、それは誰にでもできることやと思ってて。それをライヴで客に伝えて、客が思ってくれたら、めっちゃいいなと思うんです。いろんな違うジャンルの人らにもわかってもらえるように、そういう場所でもいっぱいライヴをしたいなと最近は思ってるすね。


SiiiCK 3人の地元は?


Young Dio 大阪の堺です。元々、ReVERSE BOYZになる前は、Driving Quiet Numbというバンドをやってたんですよ。頭文字が「DQN」で(笑)。


SiiiCK DQNからの後付けでバンド名を考えたわけですね(笑)。


Young Dio その時は「NEOYANKEE HARDCORE」やったんですよ(笑)。最初はふざけてバンドを始めたんすよ。俺らでズンズンしてるバンドをして、友達に遊びに来てもらって、モッシュする場を作ろうみたいな感じで始めて。だんだんガチになってきたら、「DQNじゃ無理やん」ってなってきて。DQNも俺らの中では自慢やけど、バンドのやり方を覚えたから、そのやり方でちゃんとしたバンドを作ってみようと思って、名前を変えて。一からちゃんと新しく、ReVERSE BOYZを始めたんです。そこで「NEOYANKEE」から「NEONINJA」に転職して(笑)。DQNは海外からしたらジャパニーズ・スラングみたいな感じで、逆にシブいんちゃうかなと思ってたんですけど、そこまで浸透してなくて。ただただ変な名前なだけでした(笑)。


SiiiCK Macoが入った経緯は?


Young Dio 今、Recluseというバンドでベースを弾いてるtakuが、ReVERSE BOYZにいた時はギターを弾いてたんですけど、最初はtakuと俺でバンドを始めたんですよ。でもtakuが抜けるってなって、抜けたタイミングでPaleduskのライヴに行ったら、Macoが遊びに来てたんですよ。その時はまだ16歳で、めちゃくちゃ若くて。若いくせにイケイケやから、こいつ絶対将来ビッグになるわと思って。俺らが今してることをこいつに経験さして、俺らと同い年になった時にこいつがもっとヤバくなってたら、もっと下のシーンは広がっていくなと思って。


Maco 元々、195 ich-kyu-goというバンドをやってて。ReVERSE BOYZと195 ich-kyu-goは元々対バン相手みたいな関係やったんです。で、SUNHALLに遊びに行ったら、Young Dioがたまたまおって。肩組まれて。「おまえReVERSE BOYZだな」って。


Young Dio で、「来月、Paleduskのツアーの福岡場所、頼むわ」って。ReVERSE BOYZに入って一発目のライヴがPaleduskのツアーで。


Taz takuが抜けた段階で、オリジナルメンバーの3人だけになって。一回集まったんすよ。


Young Dio DQNから続けてたのは、takuを入れて4人やったんで。しかもtakuが一番引っ張ってくれてたヤツやから。あいつがおらんくなった時に、俺らどうなってしまうんやろ? ヤバくなるんちゃうかな?ってなって。一回3人で集まって。とりあえずメンバーを探さなあかんてなって。「自分が今入れたいなと思うヤツの名前を言おう」って言って、いっせいので言ったら、Macoやったんですよ(笑)。

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SiiiCK 選ばれし者ですね(笑)。


Young Dio で、次の次の日ぐらいにSUNHALLに行ったら、たまたまMacoが来てたので、「ReVERSE BOYZで弾こうか。10月、頼むわ」って言って。


Maco ホンマに、正気じゃないんやと思って(笑)。その時、SUNHALLにはYoung DioとUNHOLY11のヴォーカルのGKTがいて。まだ17歳とかで、普通に敬語とかを使ってる感じですよ。片側にYoung Dio、片側にGKTがいて、肩を組まれて。「ReVERSE BOYZで弾こうか」って言われて。「頑張ります!」って。あの時はちょっと震えましたね。Young Dioは怖い人やったす(笑)。


Young Dio ヤメテヨ(笑)。


Maco 帰りの御堂筋でずっと、「ReVERSE BOYZで弾かな…」ってなってて(笑)。


SiiiCK 今はどうですか?


Maco 今はめちゃくちゃ楽しいですね。結果オーライです。

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WEST SIDE UNITYというクルー


SiiiCK WEST SIDE UNITYというクルーを組んでいますよね。どういうクルーですか?


Young Dio WEST SIDE UNITYを作ったのも、俺とtakuなんですよ。クルーをやりたいなっていうタイミングがあって。東京のヒップホップ・シーンでYENTOWN、kiLLa、KANDYTOWNとかクルーがいてて。みんなで同じマーチを着て、ライヴしてとか見てて、カッコいいなっていうのがあったんです。そのタイミングで、DARKSIDE OYCという岡山のクルーを、ZETTON、ilska、stainedというバンドがやってて。そのシーンに俺らは遊びに行ってたんですよ。DARKSIDE OYCには、元々ilskaでギターを弾いてたショウキさんという人がおって。その人から、「みんなで一緒にこうやって遠征してライヴしに来るやんか。モッシュ・ギアみたいなのを作って、みんなで同じ服を着てモッシュしたらカッコいいんちゃう?」とか言われて。「そんなんもありやな」ってなって。最初はアーティストだけでクルーを組むイメージやったんですけど、途中から友達も入れて、みんなでモッシュ・クルーみたいな感じで始まって。その時は俺らDQNしかバンドしてなかったんですよ。だから、ライヴに俺らを呼んだら、最初ら辺はヤバかったよな。10人ぐらい友達がみんなでライヴに行ってめちゃくちゃモッシュするんです。毎回、毎回そんなんで。そういうのをしてたら、友達もバンドを始めて。Fallen Grace、UNHOLLY11とかがやり始めて。もっとそれっぽくなりました。そこからイベントとかもして。完全に、シーンを作ろうみたいな感じで動いくようになって。WEST SIDE UNITYとDARKSIDE OYCを兼任してるのもいますね。NEWSと関ジャニ∞に錦戸亮がおったみたいな感じで(笑)。


全員 爆笑


SiiiCK クルーで縦も横もつなげていこうという意識は?


Young Dio ありますね。DARKSIDE OYCとイベントをすることもあるし、東京と一緒にやろうとかもあります。WEST SIDE UNITYが絡んでるというだけで、そのイベントがヤバいという風にはしたいと思ってますね。良いパーティを作る集団にはなりたいです。今年も7月に片男波の海でやるんですけど、去年やった時はPOPEYEにも取材されました。そんなんもあって、今年はフットサルコートでイベントをしたり、周りと違う感じでイベントをして、もっとハードコアの入り口を広げようという気持ちではやってるすね。クルーで動いて、おもろいことをしようとは考えてるす。昔はアホみたいに、この服を着たら、俺らモッシュしかしたらあかんぐらいの勢いでやってたんですけど、今はどちらかと言えば、もっとデカく、イベントを組んで、シーンに貢献したいなという感じになってるすね。


SiiiCK 今これだけ若い世代のバンドでカッコいいのが集まってきている状況って、最高ですよね。


Young Dio ホンマにおもろいっすよ。最初は同世代のバンドが周りに全くいてなくて。ホンマに先輩しかいてないし、しかもつながりもないから、ハードコアのイベントにも呼ばれへんみたいな。とりあえずアホみたいにCDを配ったりしてたすけど、大阪で同世代が出てきて。UNHOLLY11とかも、元々友達やったヤツに俺らが「バンドしろよ」、向こうも「バンドしたい」、「やれよ」。で、始まって。岡山のZETTONとかstainedも同じタイミングで始まってるんで。あと、VICE CITY SLAVEとはクソ長いんですよ。TAKUMIに会った時、「同い年、初めておったわ」って感じやったんです。東京にもめっちゃバンドが増えて。View From The Soyuzとかもそうやし。名古屋もめっちゃ増えてますね。


SiiiCK ReVERSE BOYZにはパーティ感があるのもいいですよね。


Young Dio そら、パリピがやったらパーティになりますよ(笑)。


Maco 俺らめっちゃパリピやからなあ(笑)。


SiiiCK パリピなだけにやらかしたことは?(笑)


Young Dio clubasiaで「NO COLD WALL」っていう、FCMと俺らWEST SIDE UNITYで東京で一緒にイベントをやった時があって。俺らはWEST SIDE UNITYの代表として、そのイベントのトリをまかせられたんですよ。俺らのイベントやし、トリでめちゃくちゃカマしたろうと思ってて。その日は朝からめちゃいいイベントになって、それでめちゃくちゃ飲んでもうて。俺、昼ぐらいにつぶれて。そこからALSEIDのフィーチャリングも飛ばして。ライヴの直前に目が覚めて、ライヴをしたらしいんですけど、記憶がなくて。後でライヴ映像を観たら、俺、clubasiaの隙間にずっと落ちてるんですよ。落ちて、上がって、また反対側に落ちてみたいなのをずっとしてて。写真を見ると、俺、全部目をつむってますよ(笑)。寝ながらライヴしてるみたいな。あれ以降は気をつけてますね(笑)。


SiiiCK お酒はけっこう飲むんですか?


Young Dio お酒が俺を飲んでるぐらいまでいってるすね(笑)。

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2ndアルバム『NEONINJAZLiFE』


SiiiCK アルバムには12曲収録されていますが、どういう背景で作られた曲ですか?


Young Dio シングルで出した曲も含めてるんですけど、1曲目はスキットみたいな感じで、女の子がしゃべってるんですよ。「ごまっとう」という、後藤真希、松浦亜弥、藤本美貴の3人のユニットで、「SHALL WE LOVE?」というMVがあるんですけど。最初にしょうもない芝居が入ってて、そこから急に曲が始まるんですよ。それが俺の中ではけっこう平成感があると思ってて。その雰囲気を出したくて、女の子のしゃべりを入れたんです。俺らで飲みに行くと、いっせいので負けた人が飲むというのがあるんですよ。そういう俺らが遊んでる情景をちょっと見せたくて。ニューメタル感を入れてるのも、2000年代のカルチャーが好きだからで。リンキン・パークが用水路で歌ってる感じとか、2000年代初期ならではのサイバーチックな雰囲気を混ぜ込んでますね。


SiiiCK ラップコアは2000年前後に流行りましたが、ReVERSE BOYZとして、今の時代の自分たちならではの新たな解釈を入れてますよね。


Young Dio 俺らは普通にラップコアをするだけやったらモッシュできないんで。最後に落としたくてバンドを始めたって言ったじゃないですか。俺がハードコアにのめり込んだきっかけは、「Vanilla Shake」(SANDの曲「Vanilla Shake feat. ANARCHY」)やったんですよ。「Vanilla Shake」みたいな曲だけのバンドをしたくて。そこに自分ららしさを入れて混ぜ込んだスタイルですね。やっぱりハードコアに乗してるラップがカッコいいなと思ったんで。曲を作る時も、曲を作ってそこにラップを乗せるんじゃなくて、ビートで書いたリリックを同じBPMで作ったハードコアに乗っけるんです。それで、ハードコアのインストを作った段階では書かれへんようなことができるんです。普通にビートで書いた曲のハードコア・リミックスみたいなイメージですね。


SiiiCK ヴォーカルのスタイルはどのように確立していったんですか?


Young Dio 最初はKiLLaとKOHHを聴いて影響されて、そこから自分でトラックを作って、ラップして、地元の子に聴かせるということをして。ふざけてやってたノリから始まったんです。でも最近は、リリックの方でも、ポジティヴなことを書いてて。「頑張れ」みたいなことを、できてない自分に向けて言う部分もあるし、みんなに対しても向けてますね。最近のヒップホップと同じ感じで、自分の中にあるそのままの言葉で、自分の中でのリアルを書いてますね。フロウも自分の好きなものがあるので、トラップとかドリルの乗り方を自分の中で落とし込んで、今風にしてる部分はあります。ラップコアって、「ザ・ラップコア」みたいな特有のフロウがあるじゃないですか。あれはもう全部のパターンが出切ってしまったと思ってて。今さらやっても後からやし、面白くなかったんですよ。でも、ヒップホップはずっとフロウが進化してるし、いろんなフロウがあるじゃないですか。やっぱりそこを混ぜたかったし、2020年代にやってるバンドというのを証明したかったんですよね。


SiiiCK アルバムの中で一番ラップの真骨頂だと自分で思う曲は?


Young Dio 「age-age」ですね。去年1年間、いろんな友達といろんな場所でライヴをして、「俺らの時代が来てるな」と思って書いた曲なんですよ。「SxTxF (feat. nom)」は、自分に対しても、フィーチャリングしてるnomに対しても、けっこうバチバチにラップしてますね。あと、「PoziNega 2000」は、SUMMER BASH FESTに初めて呼んでもらったタイミングで書いた曲なので、思い入れがあります。プレッシャーもいっぱいあったし、人生っていいことも悪いこともいっぱいあるなと思って。「PoziNega 2000」というタイトルには、ポジティヴもネガティヴも入ってるし、「2000」ってエンジェル・ナンバーでめちゃいい意味やったんですよ。ポジティヴな自分も、ネガティヴな自分も、同じ自分やから愛していこうぜという曲なんです。


SiiiCK 「SLAM MONEY (feat. WELL-DONE)」というタイトルの曲もありますよね。


Young Dio 「SLAM MONEY」は、Tha JointzのWELL-DONEをフィーチャリングしてるんですけど、WELL-DONEは昔ハードコア・バンドをやってたらしくて。大阪で一緒に遊ぶことが多くて、そのタイミングで一緒に曲をやりたいって話になったんです。俺がローなBPMでラップして、WELL-DONEにはヴァースでめちゃめちゃカマしてもらって。その後に俺がまたラップしてから、二人の掛け合いになるんです。フィーチャリングで「ここだけ歌ってもらう」じゃなくて、一緒に曲を作りたかったんですよ。「SLAM MONEY」っていうタイトルは、俺もWELL-DONEも普通に現場仕事をしてて。汗水垂らしてめちゃ頑張ってたんで、「今はそんな感じやけど、のし上がって、金を叩きつけられるだけビッグになる」っていうイメージもあります。


SiiiCK 「SxTxF (feat. nom)」では、nomというラッパーが客演ですね。


Young Dio 地元の子で、普通にずっと遊んでて、マジの友達なんですけど、ホンマに出会った時からめっちゃラップが上手くて。ただ、ラッパーとしての結果がまだ出てなくて、俺はみんなに知ってほしくて。今回一緒に作ったのも2曲目なんですよ。こいつの書くリリックはめっちゃいいし、俺もちょっとこういう風に書こうかってなるくらい影響を受けるし。一緒に作りたいなと思ったから、今回のアルバムでも一緒に作ったんです。やっぱちゃんとカマしてるっすね。


SiiiCK 「MURiYALi (feat. rirugiliyangugili)」では、rirugiliyangugiliが客演ですね。


Young Dio 元々大阪のラッパーなんですけど、TYOSiNのツアーの奈良のライヴで対バンになって。KOHHとかYDIZZYのようなカリスマ感というか、惹きつける能力がめちゃあったんですよ。それでしゃべったら、rirugiliyangugiliはたまたま1週間前、遊んでる時にバーでハードコアを教えてもらったらしくて。そこでSANDのライヴ映像を見してもらったらしいんです。ちょうどその次の月にDemonstration Of PowerとDespizeの来日ツアーで、SANDも一緒に出るイベントがあったので、観に来てもらったら、「めちゃ最高やった」ってなって。その後に連絡が来て、一緒に曲を作りたいって言われて作った曲なんです。「MURiYALi」っていうタイトルは、無理やりやったらいいこともあるし、無理やりやらなあかんこともあるじゃないですか。モッシュピットにしても、どんな状況でも無理やり行かんとみたいな感じがあるから。rirugiliyangugiliも俺らも、無理やり感はあるんですよ。それで、日本語をローマ字で書くのが最近のヒップホップぽいと思って、このタイトルにしました。


SiiiCK 「v (K0M) v」という顔文字みたいなタイトルの曲もありますね。


Young Dio 一応、「KOM」で、「Klaxon Of Mind」の略なんですよ。「道を開けろ」じゃないですけど、「俺ら来たぜ」みたいなイメージで。「鳴らすklaxonこのsoundがmy car」ってリリックにもあるように、ReVERSE BOYZに乗ってクラクションを鳴らしてるんです。


SiiiCK 「ROCKSTAR MADE」という曲は?


Young Dio あれはPlayboi Cartiというラッパーのカバー曲なんですよ。東京にIT'S ALL GOODっていうバンドがいてるじゃないですか。アルバムで「I Don't Like」って曲があるんですけど、あれはChief Keefのカバー曲なんですよ。それに気づいて、ヤバと思って。俺らだったら、Playboi Cartiで対抗かなって感じで、カバーしました。


SiiiCK 2曲のスキットでビートを作っているのは、Gaki-Gですよね。この2曲はどのように生まれたんですか?


Young Dio 「NEONINJAZLiFE」は、僕がGaki-Gに作ってほしいって言ったんですよ。ビートを作れるのにバンドに生かしてないのはちょっと意味がないなと思って。みんなでやってることやし、「ビートを作ってや」って言って。「MVも撮りたい」って言って、作りましたね。最近だと、「普通にインストでトラップのビートを作ったとて」じゃないですか。でも、アカペラのループを入れるだけであんなん作ってくるヤツなんで、ホンマに才能のかたまりなんですよ。「NEONINJAZDRiP」の方は、「NEONINJAZLiFE」と上音とコード感は変わってなくて。元々同じビートだし、キックとスネアを変えてるぐらいで、つながってるんですよ。そこもGaki-Gのセンスですね。


ReVERSE BOYZ - NEONINJAZLiFE


SiiiCK 「We're from M19」の「M19」って何ですか?


Young Dio 地下鉄の心斎橋駅の駅の番号なんですよ。「俺らの場所は心斎橋」って言ったら普通やし、「06」っていう市外局番もありすぎておもんないんで、工夫しました。で、たまたまこの曲はMacoが19歳の時に作ったんで、「Maco19」でも行けるなと思って(笑)。でもこの曲がBLOODAXEの1曲目っていうのもヤバいでしょ。


SiiiCK BLOODAXEのライヴは、今までで一番良かったって言えるくらい、タイトでしたね。


Young Dio 俺もちょっとそれ思います。


Maco 俺も!


Taz ビックリした。


Young Dio ビックリしたな。


SiiiCK しかもヒップホップみたいに、客演が次々とステージに出てきましたね。


Young Dio nomとrirugiliyangugiliが来てくれて、rirugiliyangugiliが入ってるCNG Squadというクルーの子らも来てくれました。BLOODAXEでああいうことをするのも、あまりないじゃないですか。お祭り感も出したいなと思って。


SiiiCK ちなみに、メンバー一人ひとりがアルバムの中で個人的に好きな曲は?


Gaki-G 「SLAM MONEY (feat. WELL-DONE)」の掛け合いが好きです。


Maco 自分の作った「We're from M19」ですね。途中から4つ打ちになるんですけど、そこが完全にパーティやから好きです。


Lil Azi Vert 「MURiYALi (feat. rirugiliyangugili)」は最初の疾走感が好きで、そこから最後のズンズン行くところでモッシュしまくってほしいですね。


Taz 「age-age」ですね。途中の展開は僕も混ざっていじった部分もあるので、その部分が気に入ってます。みんなもカッコいいって言ってくれるので。


yky 「PoziNega 2000」ですね。唯一ベースのソロもあるし、曲の展開がヤバいんで。


Young Dio 僕はみんなと違うのがいいから、「LFG!!」にしておきます。勢いで作った曲ですけど、俺の中ではけっこう脳筋系なんですよ。「LFG!!」は「Let’s Fuckin’ Go」なんですけど、ガンガン行くぜっていう気持ちで書いてて。俺の中では一番ヴァイブスが高いですね。ライヴでも盛り上がるし、好きですね。

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今後の野望とプラン


SiiiCK アルバムもライヴも最高な今、ここから先の野望も出てきているのでは?


Young Dio 平日のローカル・ショーをパンパンにしたいですね。デカいところでやるのもいいけど、やっぱハードコアの本質的な部分はローカル・ショーにあると思ってて。平日にハードコアのイベントをしても、お客さんがあんま来やんかったりするんで。そこを俺らで頑張って、平日でも埋めれるようなシーンを作りたいし、そうするために面白いことをやっていきたいです。


SiiiCK ハードコアの良さって何でしょう?


Young Dio 俺ら、WEST SIDE UNITYって言ってるぐらいで、「UNITY」って言葉があるんですけど、こないだilskaのベースの72369という子のチャリティで、イベントを組んで。売り上げを全部治療費に寄付するという助け合いをやったんです。そういう、モッシュだけじゃない、熱い部分がめちゃあるんですよ。一つのバンド単位でやるというよりかは、みんなでシーンを作り上げようっていう思いがあって。その団結力がカッコいいなと俺は思うんです。仲間内でサポートでギターを入れたりして、助け合ってライヴが成立してることもけっこうあって。みんなでシーンを作り上げて、頑張ってる感があるんですよ。ホンマに愛っすね。みんな音楽を好きやし、音楽で飯を食いたいとか、目立ちたいとか、それだけじゃない部分がめちゃあるというか。ヘヴィな音楽ってだけじゃない部分もめちゃあるんです。俺がハードコアをちゃんと好きになった理由はそこかなって思います。他にもいっぱい良さはあるんで、探しにライブハウスに来てください。


SiiiCK ここから先のプランは?


Young Dio アルバムが今年中にフィジカルで出ます。たぶんCDです。今日のライヴはフィーチャリングもいっぱい来て、パーティみたいになったんで、あんな感じでこれからもカマしていきます。まあ、大阪で一番ヤバいんで。


Taz どこの誰にも負けません。僕ら、いつもライヴ前に円陣を組んでやるんですけど。


SiiiCK 指で円陣を作るんですか?


Taz せいの…!


全員 大・大・大・大・大出世!!


Young Dio あとは、海外にも行きたいですね。日本のデカいイベントも、今はView From The Soyuzが行ってるから、俺らも行けるんちゃうかなと思ってて。最終的には、日本のフェスの主要メンツは俺ら周りのハードコアで埋めたいと思ってますね。そこにみんなで出ていって稼ぐという未来を作りたいです。俺らだけじゃなくて、みんなで上がりたいんですよ。やっぱりハードコアが一番面白い遊びやと思ってるんで。モッシュパートで鳥肌が立つとか、身体があつなるとか。そういう思いをさしてくれるのはハードコアだけやなってめっちゃ思うんです。ぶち上がるポイントが多いし、エグい展開が来たらたぎるんですよ。それをライヴで生で体感したら、モッシュになるじゃないですか。一番ヤバいと思うから、ずっと好きなんですよね。


Maco 年下の子たちもハードコアに遊びに来たり、バンドを始めたりしてほしいです。僕は2005年生まれで、今年21歳の代で、一番年下で……。


Young Dio Lil Azi Vertとyky、しゃべってなくない?


yky もう充分話してくれたんで。


Taz ykyがReVERSE BOYZのリーダーすよ。


Young Dio 一番年上なんで。


Taz TOKIOシステムを採用してますね。


SiiiCK リーダーになりたかったんですか?


yky 城島と一緒ですね。

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『NEONINJAZLiFE』

2025年5月29日配信リリースの2ndアルバム

https://linkco.re/PCSMHsv2

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1. S.N.D ReVERSE BOYZ 

2. We're from M19 

3. v (K0M) v 

4. age-age 

5. LFG!!

6. NEONINJAZLiFE 

7. SxTxF (feat. nom) 

8. MURiYALi (feat. rirugiliyangugili) 

9. SLAM MONEY (feat. WELL-DONE) 

10. ROCKSTAR MADE 

11. NEONINJAZDRiP 

12. PoziNega 2000




Instagram: @www_neoninja_com

X: @neoninja_com

YouTube: @reverseboyzosaka8942

https://neoninja.kawaiishop.jp

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