このフェスのキュレートを務めるのは、SANDのMAKOTOとCrystal LakeのYD。
FURIOUS WORLD FESTは、ハードコアとメタルのシーンで、現在進行形で活動する国内外のバンドを集めたフェスで、実は近いところにある二つのシーンのクロスオーバーという新たな試みでもある。
FURIOUS WORLD FEST 2026はどういうフェスなのか?
MAKOTOとYDの二人にコメントをいただいた。
FURIOUS WORLD FESTでメタルコアとハードコアのクロスオーバーをやる意義
MAKOTO
昔、ベイサイドジェニーとかで違うジャンルのバンド同士が一緒にやってる大きめのイベントが多かったので、最近あまり見なくなったように思い、年に1回ぐらいはこういうのがあっても面白いかなという思いつきから始まりつつ、シンプルに音とか曲の展開が他のジャンルに比べるとちょっと似てたりする部分もあったりするんだけど、
特にそんなに交わってないイメージなので、そういった意味でもいいんじゃないかなというところです、自分は。
たまには違いを楽しめればいいんじゃないかと。
YD
まず初めに、両者は一見すると同じような音楽として捉えられるかもしれないですが、実はカルチャーとしてもhardcoreとmetalcoreはかなり違いがあるというのが自分の考えです。
優劣ではなく、音楽の特異性という点で独自の考え方や生き方があり、それぞれの面白さがあることを、幸いにも自分は様々なバンド経験を通じて認識することが出来ました。
自分がやってるCrystal LakeやMakotoさんがやってるSANDの音楽の世界には、めちゃめちゃ面白いことが沢山あります。もし片方しか知らない人がいるのであれば、是非とももう一方の世界に出会ってもらえたら世界が広がるのかなと思い、このイベントを開催しています。
勿論、個々の趣味嗜好があるので、好きになってくれという烏滸がましいことは言いませんが、出会いや発見の場があることに意味があると思っています。
これまでの経験、実感として、ジャンルをまたぐクロスオーバーの面白いところ
MAKOTO
新しいものを発見、体感したときに「何なんだこれは?」みたいな感覚がやっぱり楽しいですよね、音楽とかライブは。そういう部分じゃないでしょうか。
サブスクであまりそういう鳥肌が立つ、毛穴ぞわーみたいなのはちょっと難しいような気が。ライブハウスやクラブの実体験のほうが良い。
YD
自分も同じ考えで、自分に無かったものや新しいものに出会ったときの興奮が何よりも面白いところなのかなと。
あとは、会場の空気感も面白いかもしれませんね。いつもと違う違和感というか。
自分が10代のころ、好きなバンドを見に行ったら知らない名前のバンドが出ていて、見てみたら目当てのバンドよりもカッコよくて感動したことは何度もありました。
Makotoさんが言うように、音源やサブスクじゃ分からない生身の人間のパワーって、ライブだと否応なしに感じられるじゃないですか。
人間と人間の本気の音楽合戦。
本気でやってる人間のパワーって、年齢とか性別とかジャンルとか関係なく、ぶっ刺さるもんだなといつも感じます。
2024年の開催で思い出深かったこと
FURIOUS WORLD FEST 2024 RECAP
YD
全バンドめちゃめちゃ盛り上がってたのが印象的でした。召喚した海外のバンドも、日本のバンドのヤバさを皆口にしていたのも熱かったです。
あとは、イベントを実現する上で沢山の人に協力してもらったこと。表舞台だけでなく、イベントを作るために裏側の作業でも皆で力を合わせられたことも偉大なクロスオーバーだったなと思っています。
MAKOTO
みんなやばかったよね。また、ZULUに対する期待、熱気と興奮みたいなのを全身で感じたことかな。あんなのは個人的にあまり感じたことはなかったと思います。あのスタートの認知度からのバンドでは。
後日だけど、ライブのドアタマにstraight savage styleの”HARDCORE PRIDE”のイントロをさらりとかましてきたりする部分は、ずば抜けたセンスを感じましたね。
ZULUというアーティストを日本であのタイミングで皆と共有出来たのは凄くラッキーだったかなと。
ZULU JAPAN TOUR 2024
SWORN ENEMYは2024 Japan Tourでいうと5連チャンというタイトなスケジュールにも関わらず、往年の深みと安定感でしっかりQUEENS HCを体現していてくれたところ。
メンバーに全米でも有名どころのメタル、ハードコアバンドのギターテックが居るのも納得の音作り、演奏力で、やっぱり説得力があった。
SUFFOCATIONに関しては、演奏クオリティ、積み重ねたメタルの集大成に共演者全員唖然で。やっぱり圧倒的に凄かったのは、1時間ほどの演奏で、ドラミング一音一音の音圧、粒の揃い方、弦楽器の音圧、それらの音の重なりのテンションが途切れることなく最後まで行き切るあの感じは凄まじかった。
あとはYDの言ってることと重複するけど、
ZULU、SWORN ENEMYともにJapan Tourを企画して、各地の主催さんに協力してもらってなんとか形に出来てて。本当に各地毎年協力してくれてる仲間に改めてありがとうって感じで。
大阪だけでいうと僕らは、FURIOUS WORLD FEST、SUMMER BASH FESTを主に主催していますが、海外バンドを招聘するには予算的にもJapan Tourというものが不可欠なので。
今回の出演バンドの見どころ
MAKOTO
昨今アジアのハードコアが今世界的にも調子が良さそうなので、海外5バンドでいうと、FLATSPOT RECORDSからリリースして近年アメリカツアーをかましまくってるWHISPERS気になりますよね。
YD
同じアジア圏からは、台湾の伝統音楽や民俗的要素を大胆にラウドロックとごちゃ混ぜにして融合させて勢いに乗ってるFLESH JUICER。現地でのシンガロングは全シンガロングでまじで半端ないです。
そして、アメリカLAからはVOLUMES。現在も勿論Djent要素はありますが、よりキャッチーなメロディを混ぜたチル・プログレッシブ・メタルコア的な側面もめちゃくちゃ面白いなと。新しいラインナップでのライブも楽しみにしています。
MAKOTO
1997年、2011年に続き3度目、15年振りとなるJapan TourになるNYHCの重鎮、SUBZERO超楽しみですし、TRIPLE B RECORDS所属で脂乗りまくってるUKビートダウンのNASTYの破壊力(NASTYは2012年、2014年、2017年に続き4度目、9年振りのJapan Tour)。
この海外5バンドが揃う機会はなかなか無いかと。
また、迎え打つ海外勢をただじゃ返さない日本バンド勢、多すぎるのでここでは書き切れないですが、本当に全バンドヤバいですよね。
そういった海外・国内全バンドの狂演でしょうか。
また、海外バンドのJapan Tourも各地素晴らしいイベントになっていますので、4/4大阪に来れない人はぜひジャパンツアー各所で体感して欲しいです。
SUBZERO - Higher Power
YD
国内外含めMakotoさんとディスカッションを重ねてラインナップを考えていて、リアルに繋がってるバンドに声をかけているのもあり、全バンドに思いがあるのが本音です。
アメリカでもSubzeroとVolumesが共演することはまずないと思いますので、めちゃめちゃ面白いなと思っています。
NastyもCrystal Lakeで日本やヨーロッパで何度も共演していて、また一緒に出来るのを楽しみにしてます。初めての出会いは10何年以上前にDoggy Hood$でドイツツアーをした時のことだったと思います、めちゃめちゃ昔(笑)。
2026年開催の進化したところ、見どころ
YD
前回同様に若い層にも沢山来てこの最高な音楽を盛り上げて欲しいなという気持ちが強く、区分けを設けて無料や安い値段を設定しています。
VIPは逆にお金が払える人にイベントを支えてもらえるように設けており、その特典として会場特性から入場が困難になることもあるので、そのストレスを無くし優先的なエリアを確保させてもらっています。
要は持ちつ持たれつという概念が背景にありつつ、沢山の層の人に楽しんでもらいたいという意図を込めています。
MAKOTO
余談的にはなるのですが、YDと長い時間をかけて仕込んできたこの企画。
彼も多忙でヨーロッパツアーしながらの打ち合わせで、「次いつ帰ってくるの?」って聞いたら「3ヶ月後です。マグロ漁船です!」って返事来たり、二日酔いの酒を抜くために風呂に浸かりながらサッポロ一番味噌ラーメン2玉食いながら電話ミーティングとか、おもしろエピソードもありました。
YD
二日酔いを抜く術としてサウナや長風呂をよくするのですが、言われてみるとラーメン食べながら風呂入って電話ミーティングは狂ってますね。その節は失礼致しました(笑)。
MAKOTO
SNSの普及によりものすごいスピードで現行の世界中のバンドや音楽をチェックできるのは便利ですね。ただ生で見る体感もまた格別に面白いと思いますよ。
イベント的には、異種格闘技的海外勢5バンドという構成はやはり見どころかと。
自分に関しては、ここ数年制作と仕事に時間かけすぎて海外にもライブしに行けてないし、国内もまともにライブできてないので、その分溜まってるストレスを笑ライブで発散できれば。もちろん出演者もお客さんも、みんなが楽しめるように主催としてDIYで一生懸命お膳立てや準備、段取りはするのですが、ライブの時間は関係なしで。Built and destroy。作ってぶっ壊すだけかと。よろしくです。
FURIOUS WORLD FEST 2026
FURIOUS WORLD FEST 2026
2026年4月4日(土)
NAMBA OSAKA at Yogibo Meta Valley / Holy Mountain
OPEN 12:00 / START 13:00
■出演者
―International―
SUBZERO (USA)
NASTY (GERMANY)
VOLUMES (USA)
WHISPERS (THAILAND)
FLESH JUICER (TAIWAN)
―Domestic―
CRYSTAL LAKE
SAND
NOISEMAKER
FACECARZ
KRUELTY
GATES OF HOPELESS
PROMPTS
VIEW FROM THE SOYUZ
LAST DAY DREAM
REVERSE BOYZ
TERMINATION
RECLUSE
GRAUPEL
TICKET
チケットのご予約は、下記URLをクリック、またはQRコードからお申し込みください
一般 :ADV ¥9,000 / DOOR ¥10,000
VIP :ADV ¥13,000 / DOOR―
学生 :ADV ¥5,500 / DOOR ¥6,500
高校生 :ADV ¥3,500 / DOOR ¥4,500
15歳以下:FREE
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