最終確認

アカウントを削除してもよろしいですか?

削除する
キャンセル

新規登録はコチラ
SiiiCKに新規登録
メールアドレス 必須
会員登録には利用規約プライバシーポリシーへの
同意が必要です。

NUMB サウンドとリリックがカルチャーを体現するTOKYOハードコアの最重要バンド。待望のニューアルバム『TOKYO'S FINEST』をリリース

1995年結成。東京、そして日本を代表するハードコア・バンド、NUMB。

’90年代に、スピード感が重視されていたハードコアがグルーヴを重視するスタイルに移行していった時期に、新しい世代による新しいハードコアのパイオニア的存在として登場したのがNUMBであった。

NUMBは結成以来、一度も失速することなく、全国各地でライヴ活動を展開してきたバンドでもある。

これまで音源としては、『ROAR 365』(1996年)、『PLUTINUMB』(2000年)、『CITY OF DREAMS』(2014年)、EP『Ninjas With Attitude』(2019年)をリリースしてきたが、今回、アルバムとしては12年振りとなる『TOKYO'S FINEST』をリリースする。

このアルバムは田浦楽(Crystal Lake、SOULJAPAN)による新レーベル「STILL HEAVY TOKYO」からのリリースとなり、5月の全国流通に先駆けて、4月22日よりタワーレコード限定で先行リリースが決定。アメリカでも名門ハードコア・レーベル、Triple-B Recordsよりヴァイナルのリリースが決まっている。

今回、アルバムのアートワークをSKATETHINGとフォトグラファーのRKが担当しているのも熱い。

NUMBのオリジナルメンバーで、ヴォーカルを担当するSENTAに話を聞いた。



写真:左から、SENTA (Vo)、SEKI (Dr)、YURI (Gu&Vo)、NATSUO (Gu)、YUSUKE (Ba)


Photography: saylaphotos @saylasugardrop



1995年結成のNUMB


SiiiCK NUMBはそもそもどういうバンドをやりたくて始めたのですか?


SENTA 実は、最初は全然今のスタイルとは違くて。バッド・ブレインズとかユース・オブ・トゥデイとか、’80sのバンドに僕は元々スゴい影響を受けたので。速いバンドを本当はやりたかったんですよ。


SiiiCK そうだったんですね?!


SENTA なんですけど、SWITCH STYLEのツアーに、モッシュ要員というか、クルーとして付いていくうちに、いろいろなバンドを観る機会があったんですよね。当時はシック・オブ・イット・オールが日本のバンドに影響を与えてる感じがスゴい強くて、速いバンドが多かったんですよ。自分でやるんだったら、ちょっと違う感じのものにしようかなと思って、考えがどんどん変わっていきまして。あの当時はバイオハザードとかが出てきて、スローダウンするバンドが増えてきたんです。Killing Timeしかりなんですけど、NYハードコア独特の、グルーヴで攻めるタイプのバンドをやりたいなと思って始めたのがNUMBですね。


SiiiCK それが’95年ですよね。


SENTA バイオハザードの記事とか、Fineのフルカラーの記事でバンドのインタビューを見れて、あそこにスゴい影響を受けた自分がいましたね。


SiiiCK バイオハザードのメンバーが、瓦礫の前で上半身裸でポーズを取っている写真ですね。


SENTA あれは衝撃でしたね。あと、ビースティ・ボーイズの『Check Your Head』が出て、あれもスゴい売れましたよね。


SiiiCK カルチャー的にも一世風靡した感じがありましたね。


SENTA ビースティも結局、’80sのパンクっぽいノリから、’90s独特のグルーヴィな感じに変わって。あの時代ってやっぱりスゴいなと思うんですよ。


SiiiCK ’90年代半ばのNYハードコアは、ヒップホップの影響が強いですからね。


SENTA どちらかって言ったら、昔のダイブさせるようなものから、踊らすっていう方向に変わったような気がしますね。


SiiiCK NUMBは結成した翌年の’96年には1stミニアルバム『ROAR 365』を出しましたよね。この時点で、すでに今のサウンドスタイルを確立していますよね。


SENTA そうですね。その時はVictory Recordsの四天王と言われてた、Integrity、Snapcase、Strife、Earth Crisisがパーンと出てきて。NY以外でも、ストレート・エッジのシーンで新しいグルーヴィなバンドが出てきて。ニュースクールっていう言葉で言われるシーンも誕生しつつあって。毎週のようにそういうバンドのリリースがあったんです。だから、そういったものを凝縮した感じはありますね。最初はKilling Timeみたいなのをやりたかったんですけど、ニュースクールにもにちょっと影響を受けて。’96年のリリースの時は、そういったミックスのスタイルになりましたね。そこら辺でスタイルは確立されたと思います。


SiiiCK 当時のSENTAは、ファッションかして他とは違っていたじゃないですか。あれはどういう意識があったんですか?


SENTA やっぱり人と違うことをやりたかったっていうのはあって。それと、Fineを僕は大好きだったので。Fineの中から出てくるようなカルチャー、サーフ、スケート、ヒップホップ……もう何でもかんでも取り入れたかったっていうのがありました。だから、前の日はスイサイダル・テンデンシーズなのに、次の日はハウス・オブ・ペイン、サイプレス・ヒル、ウータン・クランみたいな。本当にそんな感じでしたよ。Fineから入ってるので、ファッションにも多感でしたね。


SiiiCK ヘアもドレッドにしていましたよね。


SENTA 25 ta LifeというバンドがNYから出てきて、ヘヴィロックのシーンからはKORNも出てきたんです。adidasを着てて、スゴいクールだなと思いましたね。


SiiiCK あの時代は、いろいろカッコいいことが起こっていましたからね。


SENTA 自分の中でも変革期というか、’80年代の感じが遂に新しいものに変わったっていうような節目だったので。もちろん’80年代のものは先輩から聞かされたので、リスペクトの心は持ちつつも、新しいものを取り入れるっていう。温故知新スタイルで、楽しかったですね。でもやっぱり、バッド・ブレインズとユース・オブ・トゥデイは通ってて良かったなと思います。


SiiiCK この前来日したユース・オブ・トゥデイとの共演は感慨深いものがありました?


SENTA 自分たちは今やこんな音ですけど、レイ・キャポにしても、HRにしても、ステージのパフォーマンスがとんでもないじゃないですか。速い音楽とかうんぬんじゃなくて、何なんだこれは?っていうスタイルを、この二人は持ってたので。実際にライヴで一緒にやれたのは、感慨深いものがありましたね。


2025.12.05  

NUMB - BLOODAXE TOUR pre. YOUTH OF TODAY JAPAN TOUR 2025

at Shimokitazawa Shangri-La


SiiiCK 2000年にアルバム『PLUTINUMB』、2014年にアルバム『CITY OF DREAMS』を出していますが、この辺のアルバムを作った時の背景は? 当時のシーンも含めて、どのような感じで活動をしてきたのですか?


SENTA あの時はジャンルもたくさん出てきて、ニュースクールと言われるシーンも出てきたんですけど、僕らは地方のバンドとのつながりというものをスゴい大切にしていて。日本各地を回って、全国の同じ意志を持つ仲間を見つけるみたいなことにけっこう尽力したかなとは思います。その街の洋服屋さんをやってるような人たちがやってたので、影響力があって。そういった人たちは、ヒップホップとか、当時はレゲエとかもそうですけど、クロスオーバーのイベントをよく開催するようになったんです。代表格が「MURDER THEY FALL」っていう名古屋のイベントで。どちらかって言ったら、ジャンルというよりは、ローカルシーンっていうんですかね。僕らはそっちの方に進みましたね。


Image



アルバム『TOKYO'S FINEST』


SiiiCK 今回のアルバム『TOKYO'S FINEST』のタイミングで、NUMBとしてはどういう動きをしようと思ったのですか?


SENTA 今回のアルバムに関しては、Crystal Lakeのドラマーの田浦楽(Gaku)が、新しくレーベルを立ち上げるということで、そこの第1弾としてやらせてもらったんです。ここ最近の盛り上がりで、ハードコアのメンバーだけでもライヴを組めるようになってるじゃないですか。ただ、自分たち的には、昔からそうなんですけど、同じジャンルだけでやるばかりでなく、やっぱりちょっと外に出たいっていう意識があって。Gakuはメタルコアっていうスゴい大きなシーンも持ってますし、Crystal Lake自体も、いろんなイベントに出て、オルタナティヴな活動をしてるし。スゴいじゃないですか。そういった活動の幅を広げるのが狙いで、今回はこういうアルバムを作ろうかなと思いましたね。


SiiiCK 今回はアメリカのレーベルからもヴァイナルでリリースされますよね。


SENTA Triple-B Recordsですね。アメリカも2018年のThis Is Hardcore Fest以来、行けてないんですよ。そこからパンデミックとかがあって、タイミングを逃してたので。今回はアメリカだけじゃなくて、ヨーロッパも行きたいですし、アジアも今はスゴい盛り上がってるので。もう最後のツアーもつもりで、その切符として作ろうかなと思いました。


SiiiCK Triple-B Recordsとのつながりは?


SENTA Triple-Bのサム(サム・ヤーマス)は、日本のバンドに前から興味を持ってて。SAIGAN TERRORを第1弾で出してるんです。僕らのTシャツとかをデザインしてくれてる、BOWL HEAD Inc.のTOMEさんともスゴいつながりがあるし、日本に馴染み深いところがあって。彼がNUMBのライヴを観て、出すかってことになって。そこから話が動いたのが間違いないですね。一昨年のBLOODAXEだったと思いますけど。


SiiiCK アルバムを作るってなった時、どのようなアルバムにしようと思いました?


SENTA 今回はわかりやすいものっていうか。大体の曲が2分以内で、3分行ってるのは1曲ぐらいかな。1分50秒とか2分の中で、どれだけいろいろなダンスを見せられるかっていう。ハードコアっていろんなノリがあると思うんですよ。ステージダイビング、8ビートのところでは2ステップ、落としてハードモッシュ。それのバリエーションがどれだけこの2分の中でできるのか。そういうアルバムになってますね。


Image


SiiiCK だから曲が短い中、ビートチェンジが面白いのは、そういうところにあるんですね。


SENTA とにかく踊ってもらうことしか考えてないので。本当、良い影響、悪い影響、悪い影響の方もたくさんあったと思うんですけど、僕らが日本でこうしたモッシュ・カルチャーを作って、それがいろんなシーンに飛び火して。メタルコアでも、アイドルでもモッシュはあるし、ラップのステージでもモッシュを起こそうとするような感じになってて。


SiiiCK 確かに、モッシュ・カルチャーは大きく広がりましたね。


SENTA 大体悪いことをすると、僕らのせいみたいになるんですけど(笑)。今はこっちのシーンの手を離れて、大きくなったのは、純粋にスゴいなと思いますよね。


SiiiCK そういうフロアを意識した曲作りではあるんですね。


SENTA それと、これはラップの影響かもしれないですけど、わかりやすいフック、サビですね。短い間の中でもみんなで歌えるような、簡単でわかりやすいフックを絶対に入れるっていうのは意識してますね。あと、やっぱり韻ですよね。僕らは30年やってますけど、ハードコアのシーンって、日本のハードコアに限っては、あまり韻ってないんですよね。どちらかというと、リリックの内容の方が重視される。もちろんリリックの内容は大切なんですけど、僕らはそれと同様に、韻も大切で。バッド・ブレインズ、ユース・オブ・トゥデイにしても、ユースクルーにしても、アメリカのバンドは全部、韻を踏むので。別に韻を踏まないのが悪いことだとは思わないんですけど、僕は歌詞ではなく、リリックだと思ってますので。30年以上いろんな音楽を聴いてきて、いろんなジャンルの音楽から得たことは、韻がスゴい大切だっていうことで。その中で意味がある歌詞を書けるっていうのが、スゴくいいことなんじゃないかなと思って。


Image



アルバム収録曲の背景


SiiiCK 今回、自分で一番リリック的に好きな曲はあります?


SENTA 自分的に一番好きなのは、アルバム2曲目の「OVERDISCHARGE」ですね。これは日本のハードコア独特のDビートを、遂に本格的に取り入れてます。


SiiiCK それは何故取り入れようと思ったのですか?


SENTA 世の中への不満というか。最近は選挙とかもいろいろあったし、ちょっと住みづらくなってますよね。子供の頃は、ドラえもんの世界のように、未来は平和で戦争とかなくて、そういった時代が起こるって信じてたんですけど、逆じゃないですか。だんだん醜くなっていくし、今は世界情勢がひどいことになっていますよね。それはちょっと自分が思い描いてた未来と違かったので、それをぶつけたいなっていうのがあって。結局、日本に限っては劇的に変わらないじゃないですか。アメリカって、いい意味でも悪い意味でも、政党が変わると一気に変わるじゃないですか。日本は一党支配って言うんですかね。ずっと変わらないし、何が変わったのかわからない。そういうところへの不満というか。世の中もこれだけ変わってきたんだし、何か変わんなきゃいけないんじゃないかなっていう意味を込めて作った曲ですよね。


SiiiCK Dビートのスタイルでやろうと思ったのは?


SENTA やっぱり一番反抗的な音楽だと思ったので。結局、世の中に対して一番反抗的な曲で、ディスチャージとかハードコアパンクと言われてるものが、僕は好きだったので。そういったものも取り入れたいなと思ったんです。今もそのスタイルでやってる方たちはいますけど、俺たちみたいなスタイルで、敢えて訴えてみたいなっていうのがあって。さらに、Dビートだけではなくて、プラス、俺ら風のブレイクダウン・パートで、もちろん落としはしっかり入れてあるので。スゴい面白い曲になったと思います。


SiiiCK Dビート一辺倒かと思いきや、しっかり落としているわけですね。


SENTA Dビートダウンですね(笑)。まあ、Dブレイクダウンですけど。独自に作った曲です。


SiiiCK タイトルやリリックに海外を意識しているなと思ったものがあって。「NINJA WITH ATTITUDE」という曲もありますが、今回は新たに、「FOLLOW THE SHOGUN」、「ATTACK OF THE KILLER KAIJU」という曲がありますね。


SENTA 「将軍」と「怪獣」ですね。日本のワードはやっぱり入れていこうかなと思って。しかも、日本すぎないようなワードっていうのを考えて。「将軍」というのは、ウータン・クランのリリックでも言ってるし、向こうのラッパーでも普通に使う言葉でもあるので。怪獣も怪獣で、向こうの人は怪獣映画が好きで、マーフィーズ・ロウのジミーも、昔から「怪獣」って言ってた記憶があったので。向こうでも通じるような言葉を入れたいなと思いました。


SiiiCK ちなみに、「NINJAS WITH ATTITUDE」を出した時は、海外からの反響はありました?


SENTA ありましたね。日本のモッシュ・スタイルに興味を持ってる人たちっていうのがけっこういて。そういう人たちからは、「日本の忍者スタイルのあのモッシュはヤベエ」みたいな、そういった反応はありましたね。日本の人って、すばしっこいじゃないですか。「あれはそれを起こさすための曲なんだ」って言ったら、「そうなのか?!」って。


SiiiCK この曲をやるようになってから、いつも来ているモッシャーが、もう忍者にしか見えないですからね。


SENTA 彼もこのシーンの中で、立ち位置を作れたんじゃないですかね(笑)。


SiiiCK あと今回、NUMBのクラシック「NO MERCY」を再録していますよね。


SENTA これも長年やってきて、当初のものとは全く違うぐらいのグルーヴの曲になったので。海外のこれからのツアーに向けて、これは俺らの代表曲であるので、ちょっと覚えてもらいたいなっていうことで、再録して入れましたね。まあ全然違ったグルーヴになってますけど。


SiiiCK オリジナルと違うところはどういうところですか?


SENTA あの時はガチガチのレコーディングでやったんですけど、今はもう目つぶってもできるような感じなので(笑)。聴いていただければ、わかりますね。もうライヴのようなグルーヴになってます。


SiiiCK 他にも、自分的に気に入ってる曲はありますか?


SENTA 1曲目、2曲目、3曲目(「FOLLOW THE SHOGUN」、「OVERDISCHARGE」、「DON’T THINK, FEEL」)は、全部タイプがそれぞれ違くて、面白い曲になってるかなと思いますね。


SiiiCK 「DON’T THINK, FEEL」はブルース・リーですね。


SENTA それはDBXの影響です。今回は、ブルース・リーの有名な言葉「DON’T THINK, FEEL」を使っていて。DBXに対するオマージュです。ブルース・リーはやっぱりアジアのスタートして、スゴく偉大ですし、大好きなので。


Image



タイトルに込められたTOKYOに対する思い


SiiiCK アルバムタイトルが『TOKYO'S FINEST』っていうのもいいですよね。ここに込めた心意気、気持ちは?


SENTA Zeebraさんと同じかもしれないですけど、ハードコア版TOKYO'S FINESTっていうことで。最初の話に戻りますけど、僕らはやっぱりローカルっていうものをずっと意識してやってきて。「東京」って言うバンドっていないじゃないですか。NUMBは、ドラムのSEKIが千葉っていうのもあるんですけど、元々の生まれが東京の新宿というのが3人集まって始まってるので。俺こそが東京って言ったらあれかもしれないですけど、まあ言い続けてきたワードだったので、『TOKYO'S FINEST』はぴったりなのかなと思って。


SiiiCK 元々は「落合シティハードコア(OCHC)」って謳っていましたよね。


SENTA 「どこなんだよ、それ?」って、思ったと思うんですけど(笑)。昔は名乗ってたんですよね。


SiiiCK 今回、『TOKYO'S FINEST』のジャケットを、SKATETHINGとRKが手がけているのも熱いですね。


SENTA そこはやっぱり東京なので。僕は’90年代の裏原宿カルチャーも本当大好きで。そこで一番有名なアーティストの方って言ったら、僕の中ではSKATETHINGさんだったので。当時は文献でしか読んだことはなかったですけど、元々ハードコアも大好きっていうお話も聞いて。今回もどうしてもSKATETHINGさんというところはありましたね。


SiiiCK 前作『CITY OF DREAMS』のアートワークも、SKATETHINGですからね。


SENTA 今回、またスゴいイルなジャケットなんですよ。びっくりしましたけど、スゴいクールなんです。12インチも是非買って、大きな絵で飾ってもらいたいなと思いますね。もうアートなので。裏のジャケットは、ファッション、裏原カルチャーの現在の写真を撮ってる、RKっていう、独特の世界観のある写真を撮ってる方で。彼もTOMEさんとかその辺のつながりで知ってて。彼の撮った新宿の写真を、僕はどうしても使いたくて。彼にお願いしたら、快諾してくれたんです。一番街の写真なんですけど、その写真もスゴいんですよ。アジアの雑多感があって。だけど、何かこう新宿独特の空気感があっていいんですよね。


SiiiCK 31年間活動してきて、自分の中で強烈に残っているNUMBのライヴは?

SENTA たくさんありますけど、一番は何だろうな。アドレナリンという部分では、This Is Hardcore Festはスゴかったですね。お客さんは俺らのことをあまり知らなかったですけど、燃えたライヴではあります。あと、デビュー・ライブで、SWITCH STYLEに呼んでもらった『CHOICE IS YOURS』ですね。今うちでギターを弾いてるYURIがいて、みんなもご存知の前澤友作がドラムをやってた、SWITCH STYLEというバンドの企画なんですけど。あれはスゴかったですね。僕らなんて、デモを出したかどうかぐらいだったと思うんですけど、400人ぐらいのお客さんが来て。新たな始まりを感じたイベントであったと思います。


SiiiCK あれは、新しい世代のハードコアの始まりでしたね。


SENTA もう一個は、ビデオで残ってるんですけど。「NIGHTMARE BEFORE 21st.」っていう、2ndアルバムの1曲目のPVを撮った時に、自分らでやったOLYMPIKっていうイベントですけど、その日のライヴは今でもスゴい覚えてますね。


SiiiCK 個人的には、MOSH BOYZにNUMBが初めて出た時の、新宿リキッドルームでやったライヴもスゴかったですね。あの時のライヴは、ハードコア以外の人たちも、NUMBがヤバいってなった瞬間だった気がします。


SENTA あれも覚えてますね。PROTECTも出てましたよね。あの時はカマしてやろうとしか思ってなかったので。若さですよね。こっちのシーンをレペゼンする意味でも、スゴい燃えたライヴだったかもしれないです。


Image



2026年のプラン


SiiiCK もうすぐアルバムが出ますが、今年2026年はどういうことを予定してたり、考えたりしていますか?


SENTA まず、4月22日に田浦楽がやっている「STILL HEAVY TOKYO」から、タワーレコード限定で1100円で発売されるんですよ。Gaku(田浦楽)にはどんな形でもチャートに乗せたいっていう思いがあるらしくて、そういった値段になってるんですけど。あと、今は世の中がスゴい物価高じゃないですか。そこへの反抗、皮肉というか、そういった意味も込められてますね。


SiiiCK 今は音源を買わない時代だからこそ、フィジカルを買うという意味がそこにあるような気がしますね。


SENTA そこも’90s感というか。当時はCDが売れてスゴかったじゃないですか。そういった良さというのも出したいなと思って。4月29日に新宿ANTIKNOCKで、Gaku主催の「日本男児」っていう、俺らのレコ発をやってくれるんですけど、チケットが1000円なんですよ。でも、CDを買ってくれたら、1000円ディスカウントされるんです。そういう仕掛けもあるし、対バンも今をときめく若いバンドも出て、スゴい楽しい内容になってると思いますので、是非いらしてくれるとうれしいかなと思ってます。


SiiiCK 今回のGakuとのアルバム制作はどうでした?


SENTA Gakuは新宿の自分の地元の近くにレコーディングスタジオを構えてまして。自分は気分的に一番楽というか、昔から知ってる場所なので。まずは環境がとにかく良いのと、Gakuもアーティストなので、こっちの気持ちをスゴくわかってくれるんですよ。ここで直したいっていうところを率先して、「はい、そこで直します」って、テレパシーが使えるんじゃないかぐらい、わかってるところがあるので。本当の意味でスゴいやりやすかったですね。


SiiiCK しかも、彼はドラマーかと思いきや、ギターもめちゃくちゃ上手かったですね。


SENTA ギタリストでもあるし、ベースもできるし、ヴォーカルもやってますからね。若くして、全部の楽器の心をわかっているというか。世界にも出てるから、世界の事情もわかってますので。あと、普通のスタジオだと、日にちと時間を借りてという録り方をしなきゃいけないんですけど、Gakuの場合は、夜ちょこっと調子がいい時に、「今日行っていいか?」って言ったら、「大丈夫です」って、そんな感じでできたので。精神的には楽でしたね。


SiiiCK アルバム発売に先行して、何曲か出すんですよね。


SENTA 3月25日にストリーミングサービスで、3曲だけシングルとして、先行で聴いてもらおうかなと思ってまして。そのあたりでPVも一発出せたらなと思ってますね。


SiiiCK ツアーの予定は?


SENTA 今年、来年で考えてますね。本当だったら5月ぐらいからスタートしたかったんですけど、思ったよりも発売日が遅くなったので、そこは遅らせてやります。


SiiiCK Triple-B主催でアメリカでライヴをやる話もありましたよね。


SENTA 今年、どこかのタイミングでメイクしてもらって、行けたらなとは思ってますね。向こうから来てるアーティストのサポートもけっこうやって、知った顔もかなり増えてるので、ちょっとやりやすいかなと思います。


SiiiCK 海外アーティストのサポートもですが、最近は毎週のようにライヴが入ってないですか?


SENTA 今はそっちの意味でもインバウンドではありますし。でも、昔と違って、今はSNSもあるから、スゴい交流ができますよね。いつもSNSで見てるヤツらが来たみたいな感じにもなるし。スゴい昔よりは仲良くなれますよね。


SiiiCK しかも、Turnstileなんて、グラミー賞を2冠も獲りましたからね。


SENTA TOMEさんなんて、レコーディングに声が入ってますからね。彼らを一番最初に呼んだのは僕らなんですよ。TOMEさんと僕で、Trapped Under Iceっていう、Turnstileのブレンダンがドラムで、Angel Du$tのジャスティスがヴォーカルをやってたバンドなんですけど。僕の家に泊まって、DIYなツアーをしてた人たちが、まさかね、グラミー賞を獲るなんて。本当、泣きましたよ。でも、おかげさまで 、一昨年、FUJI ROCKで来た時の単独公演に、NUMBとして出させてもらって。平日でハードコアで2500人も入って。彼らの影響力ってスゴいなと思いましたね。彼らはいろいろな音楽を吸収してるので、純粋なハードコアの人からしてみたらあれかもしれないですけど、彼らの地元のワシントDCとかボルチモアの伝統的なDiscord Recordsを聴けば、彼らの現在の流れっていうのは、ある程度納得できると思うんですよ。バッド・ブレインズのアルバム『I Against I』のオルタナ感ももちろんありますし、Fugaziみたいな流れもありますし、今でもハードコアをきっちりリスペクトしながら大きくなっていったあの姿勢で、グラミーまで獲ったっていう。あれは本当に意味があるんじゃないかなとは思いますけどね。


2024.07.30

NUMB - TURNSTILE FUJI ROCK SPECIAL

at Zepp DiverCity


SiiiCK 最後に、ハードコアの良さって何でしょう?


SENTA やっぱり縛られないことが一番いいんじゃないですかね。自分はこうあるべきだっていうのは、人それぞれ全員考え方が違うし。そういったところもいいと思いますよ。一番自分のやりたいことを表現するにはスゴくいい音楽であると思いますね。



ハードコアミュージックのかっこよさ? - SAND, NUMB, Saigan Terror, Soul Vice



『TOKYO'S FINEST』

(STILL HEAVY TOKYO)

ImageImage

01. FOLLOW THE SHOGUN

02. OVERDISCHARGE

03. DON’T THINK, FEEL

04. TOKYO'S FINEST

05. ATTACK OF THE KILLER KAIJU

06. BRING IT ON

07. STOP LOOKING BACK

08. NINJAS WITH ATTITUDE

09. REVENGE

10. BREAK WITH THE PAST

11. NO MERCY 2025


2026年4月22日、タワーレコード限定、¥1,000(+消費税)で先行発売

タワーレコード : https://tower.jp/item/7968443


新曲「DON'T THINK, FEEL」先行配信中

https://numb-digital.lnk.to/TOKYOsFINEST


5月より全国流通スタート



SOULJAPAN & ANTIKNOCK pre. 

【日本男児 vol.66-NUMB “TOKYO’S FINEST” RELEASE SHOW-】

2026年4月29日(祝・水)

START 15:00 / OPEN 14:30

新宿ANTIKNOCK

Image

出演

SOULJAPAN

NUMB

KRUELTY

View From The Soyuz

Otus

ReVERSE BOYZ

Azami

Good Grief

C-GATE

Torture Smile (O.A)


ADV ¥1,000+1D (¥600) / DOOR ¥2,000+1D (¥600)


チケット取扱:プレイガイドONLY [Livepocket]

https://livepocket.jp/e/danji66


※4月リリースのCD「帯」持参で、当日入場時受付にて¥1,000キャッシュバック



https://numb.jp

Instagram: @numb.thc

X: @NUMB_thc

YouTube: @NUMBthc


コメント

0件