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自分らしい写真とは何か? 【前編】

写真に携わる人が必ずぶつかる大きな壁、「自分らしい写真」とは何かを考える。

みなさん、「自分らしい写真」とは何かって考えたことありますか?

写真を仕事にしている人だったり、写真の仕事をしたいと思っている人だったら必ず一度は考えたことがあることだと思うし、悩んだことがあるはずだと思うこの自分らしい写真。

フォトグラファーあるあるというか、写真に真剣に向き合うと誰もが1度は必ず通る道的な感じですよね。

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僕はJesse Kojimaと言います。

フリーランスのフォトグラファー、シネマトグラファー、デザイナーとして活動して今年で12年目で、SiiiCKを見てる人はFLJ Magazineを知っている人が多いと思いますが、FLJ Magazineでも約11年間写真を撮らせてもらってきました。


今回のテーマにさせてもらった自分らしい写真とはいったい何なんでしょうか。

そもそも、なぜ自分らしい写真を知る必要があるんでしょうか。


時代として、写真を撮るという行為自体がかなり身近になったし、フォトグラファーという職業の人もスゴく多くなっていると思うので、より自分らしい写真というものの重要性が高くなっていると思うんです。

ありがたいことに、Instagramだったり写真展に来てくれる人だったりが「Jesseさんぽい写真ですよね!」って言ってくれるんだけど、その中で多いのが、色味とか質感とか空気感が僕っぽいって言ってくれるのが多いんですよね。

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そう言ってもらえるのは本当にありがたくて、そこを狙ってると言えば狙ってるんだけど、その色味や質感や空気感を出すために何を考えてるのかだったり、人物を撮るために何を考えてるのかだったりという、その前の段階があってそれをスゴく重要視しているので、それを紐解いていくとこの自分らしい写真とは何かが見えていくのかなと思っています。


まず、前提として自分らしい写真というのは「自分しか撮れない写真」 ということだと僕は考えます。


僕もめちゃくちゃ悩んで、もう写真撮れないかもってくらい悩んでそこから抜け出したので、その経験をもとに僕が考えたことや僕がやったことをお話ししたいと思います。

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まず最初に、僕がフォトグラファーになった経緯みたいなのから話さないといけないんですが、ちょっと特殊なタイプで、僕はバンドからこのクリエイター的な業界に入ってきたので、写真の学校に行ったわけでもないし、師匠がいて教えてもらったというわけでもないので、完全に独学でやってきました。

バンドが解散してから2年間アパレルの仕事をして、その後の2年間は時計のブランドでデザイナーとして働いてたんですが、そこで最低限のデザインの知識と、趣味だった写真を少しだけ仕事っぽく、時計の着用写真を撮ってみたり商品画像を撮ってみたりしていました。


この時の僕はマジで写真素人で、RAWの存在も知らなくてずっとJPEGで撮ってたし、今みたいにYouTubeで知識をゲットするみたいなこともできなかったし、かと言って写真に詳しい知り合いもいなかったから、本当に酷かったです(笑)。

でも、デザインに関しても写真に関しても、こういうものを作りたい、こういうものを撮りたいという完成形というかゴールは明確に見えていたから、どうしたらそれを再現できるのかっていうのをひたすら試行錯誤しながらやっていました。


2年経ったらフリーランスになる!と漠然と考えていたので、2年後の2014年にフリーランスになるんですが、最初はグラフィックデザイナーとしてフリーランスになりました。

この時は写真を仕事にするなんて1mmも思ってなかったです。

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フリーランスになったタイミングで、大野さん(現SiiiCK、元FLJ Magazine編集長)にFLJ手伝わないかって誘ってもらって、2014年からデザイナーとして関わらせてもらうようになったんですが、そこで「Jesse写真も撮れるんだよね? 撮ってみる?」みたいな感じで写真を撮らせてもらう機会をもらえて、そこから徐々に撮らせてもらえる回数が増えていきました。

なので、最初はFLJの人として撮影に同行させてもらって、プロのフォトグラファーの方の仕事を目の当たりにしてたから、少し写真を撮らせてもらえるようになってから結構早い段階で、「キャリアも知識もない自分がどうやってあのプロの人たちと戦えるんだろう...」って悩み始めたんですよね。

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仕事をすればするほど自分に自信がなくなって。


普通に考えて勝てないじゃないですか。

当時の僕は素人に毛が生えたくらいの感じなのに、周りには何年もプロとしてやってるフォトグラファーの人たちがたくさんいて。

めちゃくちゃ悩んで。でも答えが見つからなくて。


で、ある時、気分転換ってわけじゃないけど、前にやってたバンドのメンバーが違うバンドやってたんで撮らせてもらおうと思ってライブに行ったんですよ。

そしたら、今度はそこにはライブカメラマンって人がいるんですよね。

ライブをメインに撮り続けてる人たちがいて。

そこでまた、「あぁ…ここでもこういう人たちに勝てないのか…」と思って。

さらにめちゃくちゃ凹んで。


もう俺ダメじゃんて。

大袈裟じゃなくてもう撮れないってくらい凹んで。

でもある時、本当にふとした瞬間だったんですけど、「確かに俺にはキャリアも知識もない。でも、数年前まであのステージでプレイしてる側だった。だからプレイヤーの気持ちはわかってるし、撮られたい瞬間もわかる。何年もライブを撮ってるカメラマンだけど、あなたはステージでプレイして撮られる側だったことないでしょ?」って思ったんです。


その瞬間に全部吹っ切れて。

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プレイヤーだった自分だから撮れる写真、プレイヤーだった自分しか撮れない写真があるんだって。


それがライブの撮影に対する自分の答えでした。


じゃあポートレートの場合はどうなんだってことなんですけど、ちょっと長くなってしまったので、続きは後編で書いて行こうと思います。



 


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