最終確認

アカウントを削除してもよろしいですか?

削除する
キャンセル

新規登録はコチラ
SiiiCKに新規登録
メールアドレス 必須
会員登録には利用規約プライバシーポリシーへの
同意が必要です。

WOMEN'S SESSION presented by X-girl × MIMOSA 2026年3月8日、国際女性デーに行われたガールズスケーターのイベント

2026年3月8日。国連によって制定された「国際女性デー」に、ガールズスケーターのイベントが行われた。

『WOMEN'S SESSION presented by X-girl × MIMOSA』というタイトルのイベントで、主催はX-girl skateboardsとPANCAKE SKATEBOARD MAGAZINE。会場となった、北新横浜のPretty Solid skate parkには、数多くのガールズスケーターたちが集まった。

この日、PANCAKE SKATEBOARD MAGAZINEからは、女性スケーターに焦点を当てたフリーマガジン「MIMOSA」もリリース。

元々このイベントは、髙野紗也華、Azusa Nigo、石本夏菜という3人のガールズスケーターの会話から生まれたという。髙野紗也華はビーズインターナショナルのスポーツマーケティングとして、X-girlとXLARGEからスケートボード・カルチャーを発信中。Azusa Nigoは「SKATE GIRLS SNAP」を主宰し、映像やSNSで発信を続ける中、最近ではPANCAKE SKATEBOARD MAGAZINEを中心に、スケートフォトグラファーとしても活躍。そして、石本夏菜は関西のガールズクルー、just peace girls skateboardingのメンバーである。

イベントのコンテンツとしては、フリースケート、ジャムセッション、「MIMOSA」の写真展示、上映会、DJプレイ、フリードリンクなどが楽しめ、X-girlの契約ライダーである佐々木心結と上村葵の二人も参加した。

主催者である髙野紗也華さんに、このイベントに対する思いを含め、いろいろな話を聞かせてもらった。



Photography: @wagu_highsox



X-girlでスケボーのイベントをしたい


SiiiCK 髙野さんがイベント後にインスタに上げた文章が熱かったんですよね。10年前にX-girlの入社面接で、「10年後、あなたは何をしたいですか」と聞かれて、「X-girlでスケボーのイベントをしたいです」って即答したんですよね。確か7年前にはX-girlの店長をやっていたと思うのですが、X-girlは一度辞めた後、何年か経って復帰したのですか?


髙野紗也華 新卒でX-girlに入社して、2年10ヶ月ほど働きました。店長として、「年間予算を達成する」という目標を自分の中で決めていたので、それをやり切ったタイミングで、行きたかった国を全部回ってきたんです。 世界旅行中に、ご縁があって、Nike SB dojoに声をかけていただいて。そこからのつながりでTOKYO SPORT PLAYGROUND、そしてinstant渋谷店と、スケートシーンの現場を渡り歩いてきました。instantでは渋谷店で店長をさせていただき、いろいろな経験を積んで、最終的にまたX-girlに戻ってきた……という流れです。


SiiiCK X-girlに戻ったのは、何かきっかけがあったのですか?


髙野紗也華 自分の中で30歳までは、ひたすら自分のやりたいことをやり切ろうと決めていたんです。とにかくスケートボードの一番近いところで、大好きなものに携わっていたいという一心で、いろんなことを経験してきました。30歳という節目を迎えた時に、これからは自分のためだけじゃなく、スケート業界に対して、もっと自分に貢献できることや発信できることがあるんじゃないかと思いました。そんなタイミングで、改めてX-girlやXLARGEの動きを目にしました。ちょうど佐々木来夢の契約が決まって、ブランドとしてスケートに一段と力を入れているという記事が出ていて。高校生の頃からずっと大好きだったブランドということもあり、あ、今なら私にできることがあるかもしれないと直感したんです。気づいたら、新卒の時にお世話になっていた野田さんに連絡していました(笑)。


SiiiCK 海外に行った時は、スケートを持って行きました?


髙野紗也華 全部持っていきました! 1年で7ヶ国8ヶ所を、スケボーを抱えて飛び回りました。半分くらいは一人旅で、英語もしゃべれなかったので、Google翻訳片手に、どうにかコミュニケーションを取ってスケボーしていました。でも、不思議とスケボーがあれば、現地の人がどんどん話しかけてくれて、すぐに友達になれるんです。そこには国籍も性別も年齢も、本当に何も関係なくて。みんなが同じ目線でフラットに接してくれる。スケボー一つで、言葉だけじゃなくて、いろんな壁を超えてつながれるという感覚がとにかくスゴくて。そこに引き込まれて、いろんなところに旅に行きました。


SiiiCK 海外はどこに行ったのですか?


髙野紗也華 一番最初はカンボジアに行ったんですよ。アンコールワットと『もののけ姫』の舞台が見たくて。カンボジアは基本、道路は砂なんですけど、スケーターがちゃんといるんですよね。日本からカンボジアに行ってるスケーターに現地を紹介してもらいながら、孤児院に行ってスケートを教えてあげたり、現地のスケーターと一緒に滑ってセッションしたりとかしていました。カンボジアの後は、シドニー、台湾、韓国、アメリカはフロリダとロサンゼルスに行って、ニュージーランド、あと、ニューヨークという感じで、いろんなところに行きました。


SiiiCK 髙野さんがスケートを始めたきっかけは?


髙野紗也華 きっかけは大学生の時、ムラサキスポーツで働き始めた友人に、買いに来てよ!と誘われたことでした。いざ始めたら全然上手くいかなくて、でもその難しさが逆に面白くて、家の横で一生進まないチクタクをひたすら練習していました。当時は幼児教育課だったので、卒業後は保育士か幼稚園教諭になる予定だったんです。でもスケボーにハマるうちに、どうしてもスケボーに関わる仕事がしたくなりました。ただ、好きなものを仕事にすると嫌いになるという怖さもありました。そんな時、ビーズインターナショナルで当時Lakaiの担当をされていた和田武尊(Diaspora skateboards)さんの存在を知り、ここなら大好きなX-girlやXLARGEもあるし、理想的な距離感でスケボーに関われる。ここしかない!と思いました。もし落ちたら先生になろうと決めて、受けたのは1社だけ。面接では、私にしかできないことがあります! 10年後スケボーのイベントをやりたいです!と自信満々に伝えて、無事に入社が決まりました。


ImageImageImageImage



『WOMEN'S SESSION presented by X-girl × MIMOSA』のアイデア


SiiiCK 今回、こういうイベントにしたいというアイデアはあったのですか?


髙野紗也華 元々このイベントを始めたきっかけが、インスタント渋谷で、Nigoさん(Azusa Nigo)と美容師の夏菜ちゃん(石本夏菜)と一緒にいた時で。夏菜ちゃんと私でスケート終わりに、試写会の前にインスタント渋谷で時間をつぶしていたら、たまたまNigoさんが来て。そこで女の子3人で、「最近、都内でガールズのイベント、少なくない?」みたいな話をしていて。「冬だからっていうのもあると思うけど、女の子、あんまりスケボーしてないよね」、「え、うちらでイベントやる?」みたいな話になって。それが2月の上旬だったんですよ。イベントの1ヶ月前です(笑)。


SiiiCK エエーッ?!


髙野紗也華 でも、「うわ、これ絶対にやりたい!」って思って。私自身、X-girlで本格的なガールズスケート・イベントを形にしたことがなかったので、その熱量のままマッハで動きましたね。企画書と協賛依頼書を一日で完成させました。ただ、今期イベント予定には組み込まれていない企画だったので、開催するには自分たちで協賛社を集める必要がありました。本当に上手くいくのかなという不安を抱えながら、毎日遅くまで残業して準備を進めていました。正直、途中で二回くらい心が折れそうになったんです(笑)。でも、ここで形にしなきゃという気合いで突破しました。


SiiiCK PANCAKE SKATEBOARD MAGAZINEはパートナーですか?


髙野紗也華 今回のイベントは、共催という形で進めています。PANCAKEの特別号MIMOSAで、NIGOさんがフォトグラファーをしていることもあって。試写会の会場に井関さんがいたので、直接お話しして、「一緒にやっていきましょう」と決まりました。実は、私がNIGOさんと組んでイベントを企画したのは、今回が初めてだったんですよ。だから周囲の反応も、えっ、遂にその二人がやるの!?って、みんな驚いていました(笑)。


SiiiCK イベントでは、どのようなコンテンツを展開したのですか?


髙野紗也華 当日はMIMOSAの写真展、DJ、フリースケートやジャムセッションを中心に開催しました。こだわったのは、参加した子全員が主役になれること。高校生以上が対象のイベントでしたが、フリースケートの時間は年齢制限なし、性別も関係なく誰でも滑ってOK!というオープンな空間にしました。ジャムセッションで一番盛り上がったのは、最後の「手押し相撲」だったりします(笑)。優勝賞金5,000円!って言ったら、白熱しましたね。MCは、三重出身のみーたんに、NIGOさんもサポートで入ってくれて。DJは、あねらちゃん、ななわんちゃん、みうちゃんの3人が回してくれました。スキルや年齢の垣根を超えて、その場にいる全員が純粋にスケートカルチャーを楽しめていたと思います。


SiiiCK 会場となったパークは、Pretty Solid skate parkですよね。


髙野紗也華 会場は松尾裕幸さんのパークです。実は松尾さんとは、10年以上前にスクールの講師として呼んでいただいた時からのつながりがあるんです。新しくパークを立ち上げられた際も、お手伝いをさせていただいたり。今回、こうしてご一緒できて本当にうれしかったです。大好きなブランドを背負って、尊敬する仲間たちと今こうしてイベントを形にできている。そのすべての点と点がつながったようなイベントでした。


ImageImageImage


Image



ガールズスケーターのコミュニティ


SiiiCK この数年間を見た時に、ガールズのコミュニティはどのように広がっていったと思いますか?


髙野紗也華 この12年で、女の子はとても増えましたね。私が始めた頃は、駒沢公園に行っても、女の子は基本自分一人で。他に誰かいたら、「あ、女の子がいる!」って感じでした。7年ほど前から徐々に増え始めましたが、昔も今も変わらないのは、みんな自分のスタイルを持っていて自立していることです。自分の考えをしっかり持っている子が多いんです。最近は20代の若い子たちが自分たちでイベントを企画したり、クルーを組んで映像を発信したり、アクションを起こす子が増えましたね。いろんな色を持った子が出てきているけれど、それが対立するんじゃなくて、上手く重なり合って一つの大きな塊になっている。それぞれの個性がより濃く出ながらも、みんなでワイワイ底上げしているような、今のそんな空気感がスゴく好きです。


SiiiCK 今回のイベントのメッセージには、「この日にガールズスケートイベントを開催するのは、“女の子でもできる”を証明するためではなく、“女の子がそこにいることが当たり前” になる未来をつくるため」とありますよね。そこの思いも聞かせてください。


髙野紗也華 旅をしていた時に一番感じたのが、スケボーって本当に国籍も性別も年齢も関係ないんだなってことです。言葉が通じなくても、板一枚あればみんな平等に、自由に遊べる。そのボーダーレスな感じが最高だったんです。でも日本で始めたばかりの頃、ちょっと面白い経験があって。電車で隣に座った男性が私の板を見て、「うわ、女がスケボー持ってるよ」ってボソッと言ったんですよ。彼女さん(?)が気まずそうに、「彼女はストリートに生きてるのよ」ってフォローしてくれたんですけど。スケボーのコミュニティの中にいれば、「女だから」なんて感じることはまずないし、みんなフラットに接してくれる。でも一歩外に出ると、女の子が滑ることって、世間的にはまだ当たり前じゃないんだなって痛感したんですよね。だからこそ、発信したかったですね。スケボーに限らずだけど、誰もが好きなことを自由に選べるのが当たり前になったらいいなってずっと思っています。


SiiiCK 現在、X-girlには契約ライダーもいますよね。


髙野紗也華 X-girlは、去年からの佐々木心結に加え、2月からは2年越し・4度目のオファーで口説き落とした上村葵の加入が決まりました。XLARGEも、佐々木来夢と、昨年10月に入った有馬昂希の2名体制。両ブランドからしっかりスケートを発信していきたいです。会社の理念である「ストリートカルチャーの発信」は、私自身がスケーターとしてここにいる理由でもあります。XLARGEでは年1回の海外ツアー映像を公開していて、来年までにフルパートを完成させるのが今の目標です。X-girlではガールズビデオの制作と並行して、イベントを定期開催していきたいですね。少しずつ輪を大きくして、最終的には全国のガールズスケーターが集まるようなビッグイベントに育てるのが夢ですね。


ImageImageImageImage



2026年の予定と今後


SiiiCK 2026年に予定していることはありますか?


髙野紗也華 8月にXLARGEの撮影で海外ツアーに行くのは決まっていて。X-girlでは、葵ちゃんと心結ちゃんのダブルパートを撮りたいねっていう話をしていて。たぶん4月か5月中に始動するかなって思います。イベントは現在企画進行中です。


SiiiCK 個人的に、いちスケーターとして、今はどうですか?


髙野紗也華 今、改めて思うのは、これまで学んできたことがようやく形になってきたなということです。そして何より、一番好きなものを仕事にしても、嫌いになんてならない!って胸を張って言えることです(笑)。イベントを形にするたび、ただ滑っているだけでは気づけなかったスケートの深い魅力を再発見しています。インスタントの本間さんがよくおっしゃる「ご縁」という言葉の重みも、今なら本当にわかります。この業界で出会った人たちは、私のやりたいことを一度も否定せず、いつも全力で応援してくれました。Nike SB dojo時代からずっとお世話になっている小杉さんは、「やってみてダメなら次につなげていければいいし、成功したらイエイ!」っていう、スーパーポジティヴマインドで、そんな温かい空気感にずっと助けられてきたんです。今の会社も含め、挑戦を後押ししてくれる最高の環境があること。それに対して、今はありがとうございます!という感謝の気持ちでいっぱいです。


SiiiCK 長い目で見てやっていきたいことは?


髙野紗也華 目標は日本だけでなく海外に向けて、「日本のシーンはここまでやってるぞ」というのを証明していきたいですね。XLARGEで高額賞金のビッグなジャムセッションを仕掛けたいし、映像をTHRASHERから世界へ発信することも、絶対に叶えたい目標です。そこに向けて最強のチームを作っていくために、メンバーも集めていきたいですね。X-girlでは、女の子のコミュニティを継続的に発信して、日本のガールズシーンを知るなら、まずX-girlをチェックすれば間違いないと言われるような、一番最初の窓口でありたいです。今、どこのブランドもスケートを強化していますが、本当に滑っている子たちの間で、XLARGE / X-girl ヤバい、めちゃくちゃイケてる!と心から思ってもらえるものを作っていきたいんです。ただのファッションじゃない。もっともっと、カルチャーの核心にあるカッコ良さを発信し続けていきたいです。


ImageImageImage



X-girl

https://x-girl.jp/

Instagram: @XGIRLJP

X: @xgirl_1994

Facebook: @Xgirl.JP

LINEアカウント: https://page.line.me/x-girl

オンラインストア calif: https://calif.cc/pages/xgirl

X-girl skateboards Instagram: @xgirl_skateboards


髙野紗也華

Instagram: @taka_nu


PANCAKE SKATEBOARD MAGAZINE

Instagram: @pancake_skatemag

コメント

0件