最終確認

アカウントを削除してもよろしいですか?

削除する
キャンセル

新規登録はコチラ
SiiiCKに新規登録
メールアドレス 必須
会員登録には利用規約プライバシーポリシーへの
同意が必要です。

HOLLOW SUNS ロックならではのカタルシスとグッドメロディが見事に融合した新作EP『BACK TO DUST』をリリース

2014年に東京で結成されたオルタナティブ・ロック・バンド、HOLLOW SUNS(ホロウ・サンズ)。

これまでにも、パンク、ハードコアを軸にしながらも、より自由に、より多様な音楽性を取り入れて、新たな音楽を打ち出していくという試みはあったと思う。HOLLOW SUNSはそういう試みを形にしていく、日本では稀有なバンドだ。

HOLLOW SUNSは’90sのオルタナティヴ・ロックを軸に、グランジ、パンク、シューゲイズなど多様な影響を融合させてきたが、その音楽性はほぼ2年ごとにEPやアルバムがリリースされるたびに進化を遂げてきた。

2022年にはTurnstileやTitle Fightのプロデュースで知られる、ウィル・イップとともに制作した1stアルバム『OTHERSIDE』を発表し、国内外で高い評価を得ることになった。国内では数々の海外バンドのサポートアクトを務め、海外では2024年に初のアメリカ東海岸ツアーを敢行し、全16公演を回り、その評価からRival Schoolsの東海岸ツアーのオープニングアクトにも抜擢。続く2度目のアメリカツアーでは、全12公演の他、フェスにも出演し、Touché Amoré、Hot Water Music、Fleshwaterといったバンドとの共演も果たしている。2025年にはThe Story So Farのジャパン・ツアーのサポートアクトを務め、アメリカから盟友Leaving Timeを迎えた初の招聘主催ツアーや、The BONEZとのツーマン・ライヴも成功させている。

2024年2月リリースのEP『FREE FALL』以来、約2年ぶりのリリースとなる新作EP『BACK TO DUST』では、前作の流れを引き継ぎつつも、より大きなスケールで新たな進化を見せている。シューゲイズ的な音響感、ハードコアのバックボーンを感じさせるモダン・ヘヴィネス、フー・ファイターズにも通ずる骨太なロックならではのカタルシス。そういったものがより明確かつキャッチーになったグッドメロディと見事に融合しているのだ。

ヴォーカル、ギターのShuhei Dohiに話を聞いた。



写真:左から

Kou Nakagawa - Drums

Shuhei Dohi - Vocal/Guitar

Kosuke Saito - Bass

Ayumu Sugiyama - Guitar



HOLLOW SUNSの目指す音楽性


SiiiCK HOLLOW SUNSは元々どのような音楽性を目指して始まったバンドですか? 確かこのバンドでヴォーカルは初挑戦ということで、フー・ファイターズの曲をカラオケで歌って録って、他のメンバーにプレゼンしたんですよね。


Shuhei Dohi それは初めの初めですね(笑)。HOLLOW SUNSは今年で12年目を迎えたバンドで、元々はフー・ファイターズとかジミー・イート・ワールドのような音楽性を、ハードコアやパンクの解釈でやりたいなというところで始まったバンドです。バンドが進んでいくうちに、音像としては、クイックサンドとかRival Schoolsといったバンドの音像をアップデートさせて、現代風にしたいなというトライをするバンドになりましたね。東京を中心に活動していて、コロナ禍の2020年に、フィラデルフィアで1stアルバム『OTHERSIDE』を録って、ウィル・イップのフルプロデュースの下で、Studio 4というスタジオで作りました。東京のICE GRILL$とは、その前の段階からサインしていて、活動がより大きくなってきたという感じではあります。


SiiiCK ウィル・イップとの制作で得たものは大きいと思いますが、ほぼ2年ごとにEPやアルバムをリリースしていく中で、バンドはどういう風に進化してきたと思いますか?


Shuhei Dohi ウィルとの作業で、ソングライティングのレベルはスゴく上がったなというのは思っていて。余計なことで悩まなくなったし、悩むべきポイントが自分が今までに思ってたことと違うというのにも気づいて、ソングライティングがスゴく簡潔になりましたね。アメリカで録ったアルバム『OTHERSIDE』は、割とそれまでの音楽性を引き継いで、いろんな音楽性にトライしたアルバムだったのですが、アルバムをやって見えたものを次のEPで、そこでさらに見えたものを今作のEPに落とし込むという感じでやってきて。自分が中学生、高校生の時に聴いてたレイジ・アゲインスト・ザ・マシーン、デフトーンズ、インキュバスといったバンドのニュアンスを、さっき話したクイックサンドとかRival Schoolsの持つ音楽性の中に、より溶け込ませられるようにしたいと思って。ヘヴィなリフというよりも、ラウドなリフを音楽の中に溶け込ませて、キャッチーな部分は残しつつ、さらにアップデートできるようにトライしたのが、本作のEP『BACK TO DUST』になったという感じです。


SiiiCK ウィルと制作をした時に、割といろいろ詰め込みたがるタイプだったのが、無駄なものを削ってシンプルにする曲作りに変わっていったという話をしていましたよね。


Shuhei Dohi そうですね。そこまでの僕の悪い癖は、心配性なところがあって。いろんなフレーズとかリフを埋め込みすぎてしまって、曲が始まってから終わるまで、いろんなパートが現れて、最後は別の曲になっちゃうみたいなところだったんです。


SiiiCK 欲張りだったんですかね(笑)。


Shuhei Dohi 例えば、Shai Huludみたいなハードコアも僕は好きで。リフを詰め込むことにそれほど違和感はなかったんです。そこをウィル・イップから、「いや、それはちょっと多すぎるね」という指摘を受けて、ハッとして、自らを見直したところがあって。それがその後のソングライティングの糧になったんです。


SiiiCK 『OTHERSIDE』の時は単身アメリカに行って、ウィルと制作をしたわけですが、今回、ウィルはミックスとマスタリングだけですよね。どのようにウィルと制作を進めていった感じですか?


Shuhei Dohi ソングライティングに関しては、自分たちのみで行って。ドラムは新宿のHILLVALLEY STUDIOで録ってます。ただ、その録るプロセスは、Studio 4で学んだ録り方を模倣していて。各パートを必ず2回ずつ録ってるし、ドラムに関しては、金物と太鼓は別々に録ってるんです。現地で見た工夫を日本でもやってる感じですね。弦楽器やヴォーカルに関しても、2回ずつ録るんですけど、今回、実は本物のアンプは鳴らしてなくて。パソコンの中のプラグインのアンプシミュレーターで鳴らしてるんですよ。STL Tonesのウィル・イップ・モデルというのがあって、いろんな種類があるんですけど、僕が現地で見たプリセットチェーンがそのまま入ってたりするので、「ああ、俺がやったヤツだ」と思って。現地で見たプリセットチェーンを模倣して、録音しました。ヴォーカルとギター、ベースに関しては、自宅や事務所で録ってますが、それをモデリングの本人がミックスしてるので、びっくりするぐらい音が太くなりましたね。やっぱりそこは餅は餅屋みたいなところはありました。


SiiiCK 今回も、ウィルとのやり取りの中で、細かく話を詰めていきました?


Shuhei Dohi 今回に関しては、特にそういう大きい指示はなかったんですけど、一番驚いたのは、一発でファイナルテイクが上がってきたことですかね。いきなりど真ん中、ドンピシャでバーンと来る感じで。もうこれでOKです、文句なしですっていうのが来る感じでした。今考えると、たぶんTurnstileのグラミー賞のいろいろで忙しい時期に取り組んでくれたみたいで。そんなバタバタしてる時期にミックスして、こんなレベルで上がってくるんだ?!という驚きはありました。


SiiiCK でも、一度ガッツリ制作をやっているから、信頼関係もあるんでしょうね。


Shuhei Dohi それはあると思います。どんなバンドなのかわかってくれてはいるので。どうすべきかというのは、彼の中では強くあるみたいです。なので、言葉は交わさなくても、最初から本当に満足するものが来たという感じはありましたね。


Image



EP『BACK TO DUST』が見せる進化


SiiiCK 今回の楽曲を聴くと、今までに培ってきたものがより明確に音に出ているように思います。ソングライティングにおいて、特に大切にした部分はありますか? 


Shuhei Dohi 前回のEPから今回のEPの間に、2回アメリカにツアーに行って、30本ぐらいライヴをやったんです。いろんなフェスに出たり、Rival Schoolsとツアーできたりと、いろいろ大きい経験があって。現場でリアクションが大きかった時に感じるものもありましたね。何よりも、前作の「Free Fall」という曲のリアクションがスゴく良くて、だんだんと代表曲みたいになっていったんです。「Free Fall」は1分ぐらいの曲なので、それを3分尺ぐらいの曲にしっかり落とし込めるようにして、太いリフを嫌味なく聴かせられるようにというのを、スゴく気をつけて作りました。


Hollow Suns - Free Fall


SiiiCK アメリカのデカい会場で爆音で演奏したら盛り上がる感じはスゴくありますね。メロディもいいけれど、ロックならでのカタルシスを感じる作風になっていると思いました。


Shuhei Dohi 今はシューゲイズとかインディの流行りがあって、英語圏の中にはメタルコア寄りのバンドはけっこう多いんですけど、太いロックでパンク、ハードコアのアティテュードを持ったバンドって、意外といないなと思うんです。そのない線をできるだけこの日本からつけたらなという思いもあって、トライしたところはあります。1回目のアメリカ・ツアーでは、Leaving Timeというシューゲイズのバンドとツアーしたんですけど、そこで感じるものがスゴくあって。シューゲイズの雰囲気というのはスゴく踏襲したい部分ではあるので、今回の「Back to Dust」という曲には、その雰囲気を入れたいと思いました。ただ、シューゲイズの僕が苦手だなと思うところは、空気感を重視するが故に、ライヴだと少し長く感じる時間もあると思っていて。アメリカの友達と話してても、「シューゲイズ自体は好きだけど、家で聴くのが好きであって。わざわざライヴ会場に行っても、途中で飽きちゃうんだよね」という人がけっこういるんですよね。それは実は僕が思ってたことと同じで。シューゲイズに俺が足すとしたら何かな?という気持ちで、曲を書いた部分はあります。特に僕らみたいに、パンク、ハードコアで育った人だと、描かれてる世界観にはスゴく感じるものがあるし、面白いなと思いながらずっと観れるんですけど、1曲の持つパンチ力とか頭に残る感じというのは、やっぱりパンク、ハードコアの方が強くて。その良いところ同士を掛け合わせたいなという気持ちはスゴくありましたね。あと、僕の最近のキーワードは、「デフコア」っていう、「デフトーンズ・コア」の略なんですけど(笑)。デフトーンズって、この5~6年で戻ってきてるバンドだし、模倣してるバンドもスゴく多いんです。僕らは内輪ジョークでデフコアって呼んでるんですけど、やっぱり大きなムーブメントだなと思うし、デフトーンズとかKORNのようなバンドを僕が高校生の時に聴いてたというのは大きいんですよ。そういうルーツを上手く入れたいなというのは、特に「Back to Dust」の中にはありましたね。


Hollow Suns - Back to Dust


SiiiCK EPでその曲に続く「Drawn to Tragedy」は、ハードコア出身ならではのヘヴィネスがあって、メロディの良さとのコントラストがスゴく良かったですね。


Shuhei Dohi あの曲はけっこうSnapcaseを意識したところがあります。


Hollow Suns - Drawn to Tragedy


SiiiCK 続く「Fading Away」はスケールも大きいし、ロックのガツンと来る感じも入っていますよね。


Shuhei Dohi やっぱりイントロでつかめる曲ってライヴ映えするし、ステージに立った時にスゴい強い味方になるので。あとは、いい意味で音楽性に幅を持たせつつも、広がりすぎないようにするというのは気をつけていますね。一本、筋を通しながらも、セットに組んだ時に飽きさせないような曲調にしたくて。それで、今回の5曲を入れました。


SiiiCK 1曲1曲違うし、「Passing Ghost」の地を這うようなベースの音もいいですよね。あの曲にはある意味、フー・ファイターズを感じました。


Shuhei Dohi フー・ファイターズの色がチラチラ見えるぐらいが、僕はちょうどいいなと思っていて。ど真ん中のフー・ファイターズというよりも、工夫の仕方がデイヴ・グロールっぽいなというのを意識していて。最近のフー・ファイターズは面白いアプローチがいっぱいあるので、その頭のひねり方を真似している感じはありますね。


SiiiCK EPのラスト曲「Windowed Pain」も、爆音とメロディの融合がけっこう炸裂していますね。


Shuhei Dohi シューゲイズっぽいフィードバックは交ぜつつ、8ビートでガンガン引っ張っていくという、僕らが得意なパターンなので。リードはシューゲイズをちょっと意識して、音を飛ばしながら、メロディは太くしっかりという感じで、新しくトライした感じです。



ハードコア、パンクの音像から一歩進めた新たな音楽


SiiiCK 一時期、バンドを辞めて、ヒップホップのビートメイカーになることも考えていましたよね。ここ数年で自分の中で音楽的な指向の変化みたいなものはありました?


Shuhei Dohi やっぱりトラップは頂点を超えたなとは思うんですよ。日本でも、例えばFORCE FESTIVALのようなフェスが出てきたり、2個ぐらいのアーティストだけでも何万人も入ったりもするようになったり、バンドからもDCのような若手が出てきたりして、ある意味、トラップは当たり前になってきたと思うんです。僕自身、最近聴いてるのは、Fred again..みたいな音楽ですけれど。でも、今は逆にTurnstileの影響もあって、周りのバンド、例えばAngel Du$tとかBasementとかにしても、ハードコア、パンクのストレートな音像から、さらに一つ上の音楽性にトライしてるなというのをスゴく思っていて。僕にとってはそれがスゴく刺激的ですね。2018年あたりはやっぱりトラップ周辺の音楽がスゴく新しくて、自分は刺激を受けてたんですけど、逆に今は自分の身近にいる、割と当たり前に見えてしまってたバンドが、みんなもうひとひねりの段階に入っているんですよ。そこからはスゴくインスパイアされるし、僕も手元の材料をもうちょっと自分でも煮詰めてみようかなという気持ちにはなっていますね。


SiiiCK それこそ、サウスフロリダの最先端だったデンゼル・カリーが、Knocked Looseとコラボ曲をやったのも象徴的ですね。


Shuhei Dohi あれは面白いなと思いましたね。いつの世の中にも『ジャッジメント・ナイト』みたいなものはあるんだなと思って(笑)。ニューメタルなんて、過小評価されがちな時期もありましたよね。僕も当時はひそかに好きだったんですけど、逆に今はオープンになって、フラットになってきたと思うんです。自分が高校生の時に聴いてたような音楽も、引き出しから出して、自分の手元で見つめ直してみるというのは、今回のEPではスゴくありました。


SiiiCK ライヴに関しても聞きたいのですが、国内ではハードコア周りのライヴが多いですよね。そこにはハードコアに対するこだわりがあると思うのですが、同時に、今のハードコアのライヴでは、わかりやすいビートダウンの入ったハードコアが人気じゃないですか。一方で、海外のライヴでは、どんどん評価が高まっていますよね。ライヴに対しては、どういうことを考えて活動していますか?


Shuhei Dohi 日本ではハードコア、パンクから出てきたオルタナティヴ・ロックというジャンル、音楽性は、まだまだこれからの部分がスゴくあるなと思っていて。僕らも対バンを組むのはスゴく難しいんですよ。シューゲイズとかインディーっていうジャンルはあるし、例えばenvyのようなポストハードコア、スクリーモみたいなところのジャンルも確立されてるんですけど、HOLLOW SUNSがトライしているグランジゲイズとかヘヴィゲイズみたいな音楽は、まだ日本では根付いてなくて。そこのギャップというのは、アメリカとかアジアを回った時にも思うところで、これから頑張らなきゃいけないなと思うし、ある意味僕らがその第1号になるのかなという自覚はあるんです。インディーのバンドと対バンすることもあるんですけど、根本にパンク、ハードコアがあるバンドとないバンドでは、カルチャーやライヴ観が違う分、自然に混ざるのが難しい場面もあるんですよね。お互いにリスペクトはできるので、そこも大事にしつつではあるんですけど。HOLLOW SUNSが大事にしなきゃいけない部分で特徴なのが、やっぱりパンク、ハードコアだというのは、特に僕個人としてはあるので。そこを芯をぶらさずにやっていきたいなというのは、強く思っています。なので、ハードコアのライヴに足を運んだり、自分たちが出たりというのは、これからも続けていくことだし、こだわりがある部分でもあります。


SiiiCK 意外に、The BONEZとツーマン公演なんていうのもやっているんですよね。


Shuhei Dohi 実は意外と音楽性が近いって言うとおこがましいんですけど、ニューメタルというキーワードも共通しているし、例えば、アリス・イン・チェインズ、ストーン・テンプル・パイロッツ、パール・ジャムみたいな、太いグランジというか、ニューメタル前夜の音楽には、The BONEZも影響を受けているんです。ただ、角の取り方とか消化の仕方がHOLLOW SUNSとは違うだけで、根っこで理解し合える部分はあるんですよ。きっかけはICE GRILL$で、No Pressureの前座として一緒に出たこともあるし、僕がローディで付いていったState ChampsのツアーにはThe BONEZも帯同してたんです。いろいろご縁があって、ああいう対バンになったので、もし今後も一緒にやれたらいいなというバンドの一つではあります。


Image



海外での評価、今後の活動


SiiiCK 海外でのライヴの話も聞きたいのですが、2024年にバンド初のアメリカ東海岸ツアーを行って、それがきっかけで、Rival Schoolsの東海岸ツアーのオープニングアクトに抜擢されたんですよね。この時は大きな手応えを感じたのですか?


Shuhei Dohi この1年は、僕が11年前にバンドを結成した時に思い描いてた夢が、どんどん叶っていく1年で、僕としては子供のように喜んでいた1年になりました。バンドを始めた時、いつかアメリカに行きたいと思ってたし、好きなバンドとアメリカでツアーをしたいと思ってたし、The FESTというキーワードが一個あったんです。その2024年のツアーは、2023年の年末の段階ではまだ何も決まってなくて。当てにしてた話を一回蹴られてたので、もうアメリカツアーは無理かなと思ってたところを、Leaving Timeが見ず知らずの僕らに対して手を挙げてくれたんです。それで、DIYながらも16本のツアーをやることになって。僕からすると悲願のアメリカツアーになりました。その直前にSuperheavenのジャパン・ツアーもあったんですけど、メンバーが別でやってるWebbed Wingというバンドがあって。ウィルのレーベル、Memory Musicからリリースしてるという縁もあるんですけど、彼らがフィラデルフィアで、「じゃあ僕らも出るよ」って言ってくれたこともありました。僕は日本でポップパンクからハードコアまでいろんなツアーに関わってきて、自分のバンドで出たり、自分がローディとかドライバーとして手伝ったことで、生まれた人間関係もいっぱいあるんです。それでいろんなツアー先に行った時に、Title Fight、Knuckle Puck、Drug Church、Anxiousといったいろんなバンドのメンバーが来てくれて。1回目のツアーをやってる途中のNYの公演では、Rival Schoolsの関係者の人が見てくれたんです。それをインスタにポストしたところを、サミー・シーグラーが見てくれて。今でも覚えてるんですけど、その3日後ぐらいのリッチモンドのサウンドチェックの時に、Rival Schoolsからいきなり「一緒にツアーに出てくれない?」っていうメールが来たんですよね。


SiiiCK それもスゴい話ですね。


Shuhei Dohi 漫画みたいに、「やった! やったあ!」って、飛んで喜びました(笑)。それも運命的な話だったんですけど、その時点でThe FESTに出るのは決まっていて。ちょうどその1週間前の期間にRival Schoolsに誘われたので、そのタイミングもドンピシャだったんですよね。もうこれがもし1ヶ月とか2~3週間とか、前後にずれてたら出れなかったかもしれないんです。それで、その1回目のアメリカ・ツアーを終えて、次のアメリカ・ツアーの準備を始めて。Rival Schoolsと5本ツアーをして。次の週にはThe FESTに出て。リッチモンドのLTC FESTでは、Drug ChurchとかSoul Blindといった、日本で一緒に共演したバンドと会えて。自分にとっては熱い瞬間が何度もあって、続けてて良かったなと思いましたね。もう本当に青春を取り戻したような瞬間になりました。


Image


SiiiCK Leaving Timeは日本に呼んで、初の招聘主催ツアーを行ったんですよね。


Shuhei Dohi 去年それをやりました。Leaving Timeは日本では知名度が高いバンドではないので、今、日本にいろんなバンドが毎週来ているような状況の中、どうしようってなったんですけど、2週間、11本ライヴをやるという選択肢を取りました。僕らがアメリカのバンドを招聘するのは初めてのトライだったんですけど、僕はスゴくいいツアーだったと思っていて。Leaving Timeがちょっと泣いちゃう場面もあるぐらい、感動もありました。ヘヴィゲイズもグランジゲイズも日本ではこれからのジャンルなので、こういう活動をどんどん続けながら、輪を広げていきたいなと思っているところです。


SiiiCK 今回のEP『BACK TO DUST』は、日本ではICE GRILL$からのリリースですが、アメリカではSUNDAY DRIVE RECORDS、オーストラリアではLAST RIDE RECORDSからリリースされるんですよね。


Shuhei Dohi 実はSUNDAY DRIVEは、ICE GRILL$よりも前から付き合いがずっとあって。今回のリリースはアメリカとヨーロッパはSUNDAY DRIVEにカバーしてもらって。それと、Speedも在籍してるオーストラリアのLAST RIDEとサインして、3レーベルのトリプルネームでリリースするという形を取っています。


SiiiCK あと、いつもジャケットのアートがカッコいいのですが、今回はTigers Jawのブリアナ・コリンズが手がけているんですね。


Shuhei Dohi Title Fightのシェーンの奥さんなんですよ。僕らがウィルクスバリーに行った時に、二人の家に泊めてもらったこともあって。長い付き合いなんですよ。One Step Closerのジャケットも、ブリアナの手描きの絵画なので。今回は彼女に頼んだという感じです。


SiiiCK EPのリリース後、ライヴとかツアーはどのような感じでやってくのですか?


Shuhei Dohi 「BACK TO DUST WORLD TOUR」と銘打ってツアーをやるのですが、日本では細かく、北海道から九州まで20本ぐらい回る予定です。今、海外で決まってるのはヨーロッパで、3週間ほど行きます。ベルリンでTouché Amoréとフェスに出たり、プラハやコペンハーゲンで現地のフェスに出たりというのをやります。ヨーロッパではAvocado Bookingというブッキングエージェントとサインしてるんですよ。あと、UKではExcideというバンドともヨーロッパではツアーをする予定で。彼らはメロディもあって、ヘヴィなリフもあって、僕はデフコアだと思っています(笑)。


SiiiCK 3月28日にはリリースを記念したレコ発イベントの開催も決まっているんですよね。


Shuhei Dohi 3月28日に下北沢ERAで、自分らがヘッドライナーで、EPの曲を全曲やろうと思っています。


SiiiCK ICE GRILL$との共催イベントの『Holiday in the Sun』は今後もやっていくのですか?


Shuhei Dohi 今は一旦止めてるところなんですけど、いつかは復活させたいと思っています。ただ、去年からHOLLOW SUNS主催で「Swelling Out Fest」という日本のシューゲイズ・バンドを中心としたイベントを始めてるんですよ。それを今年は海外からゲストも呼んでやる予定です。やっぱり今の時代、どこでどういう形で火がつくかっていうのは、もう誰も預かり知らないところだと思うので、HOLLOW SUNSができることに対して、新しいことをどんどんトライしていくしかないなと思っていますね。そこで自分の芯を大切にしながら、やりたいことをもっと見据えて、突き詰めながらやるのが、バンドとして最も美しい姿なんじゃないかなと思っています。



BACK TO DUST』

Image

2026年3月13日リリース

レーベル:ICEGRILL$(日本)/Sunday Drive Records(アメリカ)/Last Ride Records(オーストラリア)

フィジカル:12インチ・レコード/CD

デジタル配信:日本時間は同日未明~午前(米国時間に合わせるため)


Tracklist

1. Back to Dust

2. Drawn to Tragedy

3. Fading Away

4. Passing Ghost

5. Windowed Pain



BACK TO DUST WORLD TOUR 2026

Tour in Japan

Image

03/28 Tokyo ERA

04/10 Hokkaido SOUND CRUE

04/11 Hokkaido ELLCUBE

04/12 Hokkaido SPICE TIGER

04/19 Tokyo DYNAMITE FEST

05/15 Aomori FOR ME

05/16 Yamagata VICTROLL CAFE

05/17 Fukushima CLUB SONIC

07/02 Hiroshima MUSICFACTORY

07/03 Fukuoka UN.

07/04 Saga RAG.G

07/05 Miyazaki LAZARUS

07/10 Nara NEVERLAND

07/11 Kagawa TOONICE

07/12 Mie ANSWER

07/31 Shizuoka UMBER

08/01 Chiba DOME

08/02 Kanagawa PUMPKIN

08/05 Osaka HOKAGE

08/06 Kanagawa JOURNEY

08/07 Miyagi BIRDLAND

08/08 Ibaraki BUZZ SONGS

08/09 Tokyo NINE SPICES


Tour in UK/EU

* with EXCIDE(US)

Image

05/29 Råhuset “Nasty Cut Fest”

06/04 Leeds @ Key Club*

06/05 Manchester @ The Lodge*

06/06 Glasgow @ Nice n Sleazy*

06/07 Birmingham @ The Flapper*

06/08 London @ New Cross Inn*

Image

06/13 RAW BERLIN “BERLIN BREAK OUT!”*


More shows to be announced



https://hollowsuns.com/

X: @HollowSuns

Instagram: @hollowsuns


コメント

0件