普段はPCやスマホの画面を通じて日常的に接しているこのカルチャーを、リアルなイベント空間に身を置いて、ボーダレスに楽しめたら、どのような新たな感動や発見が生まれるのだろう? そんな発想から生まれたのがNIGHT HIKEである。2023年8月6日に「NIGHT HIKE Mid 2023 supported by ZONe ENERGY」というタイトルで、渋谷WOMBを会場に、クラブイベント型ミュージックアートフェスとしてスタートしてから2年。2025年8月23日~24日に行われる「NIGHT HIKE Mid 2025 supported by ジンドゥー」は、Spotify O-EAST、WOMB、duo MUSIC EXCHANGE、clubasiaの4会場、2日間の開催で、5000人規模のフェスとなる。主催者であるTRIBALCON.の荒木康弘、猪石侑樹の二人に話を聞いた。

2023年8月6日に渋谷WOMBでスタートしたNIGHT HIKE
SiiiCK NIGHT HIKEはどのように始まったのですか?
荒木康弘 僕はこれまで長い間オーガナイザーとして、数多くのイベントを手がけてきたのですが、TRIBALCON.に所属することになって。猪石くんからある時、ボカロとかネットカルチャーのイベントをやりたいという話をいただいたんです。その時はボカロと言われてもピンとこなくて、正直そのシーンのことが全然わからなかったので、まずそこを調べ始めてから、どういうものをやろうかというのを考えました。
SiiiCK ネットカルチャーの音楽イベントって、それまでにもあったものですか?
荒木康弘 秋葉原のMOGRAというクラブであったり、彼らが主催していた羽田空港やclubasiaなどで行われているイベント、その他、いわゆるボカクラと言われる小規模のイベントや、ドワンゴ主催のニコニコ超会議の中で超ボカニコというステージはあったものの、そこまでシーンとして確立された感じや、大きなイベントが盛んなものとして行われている印象がなかったんです。でもアーティストの方は、YouTubeでスゴい再生回数が回ってたり、Xのフォロワーがスゴい数いたりするので、そういうイベントがないのならやってみようと思いましたね。猪石くんも元々音楽をやっていて、そちらの界隈にも精通していたので。
猪石侑樹 僕はTRIBALCON.で映像やイラストの制作など、音楽以外の制作を請け負ってやることが多くて。ボカロPとかDJだけじゃなく、イラストレーターとか映像作家を巻き込んだ、総合的なクリエイティヴのイベントがあったら面白そうかなというのが、最初の出発地点ですね。自分でもボカロPをやってたし、ボカロ系の仕事をやってて、その辺の知識は一応あったので。こういうボカロPがDJで出てくれたらいいなとか、そういう意見は僕からもいろいろ出しながら、クラブイベントの制作は全然経験がなかったので、制作面は荒木さんがサポートしてくれたというのが、1回目のNIGHT HIKEの開催になりました。
SiiiCK 1回目の開催からネットカルチャーの中にある音楽、アート、映像が一堂に会すということをやっていますし、NIGHT HIKEという名前の由来にもあるように、新しいものとの出会いというのをテーマにしていますよね。
荒木康弘 ネットカルチャーというのは、それまではネット上で音楽、イラスト、映像を楽しむものだったと思うんですけど、逆にリアルなイベントがないのが不思議だなと思っていて。コロナ禍の影響も大きかったかもしれませんが、アーティストもファンもいっぱいいるのに、イベントはあまりないという状況だったんです。僕は今までこの界隈は門外漢ではあったんですけど、猪石くんを接点に知ることになって、知れば知るほどにこれは面白いなと思って。僕が今までやってきたジャンルとは違うんですけど、とても魅力と可能性を感じたんですよね。
猪石侑樹 コロナ禍が2~3年あって、イベントがやれない状況で、お客さんがスマホとかパソコンだけで様々なコンテンツを楽しむ中、リアルな場所で楽しむというものはなかったんです。だから、そういうイベントを作ったら人が集まってくれるかなと思って、企画したという感じです。NIGHT HIKEというのは、夜に山登りをすることを言うんですよ。山登りは朝とか昼間にやることが多いんですけど、同じ山でも夜に山登りをすると、全く別世界が広がるんです。だから、同じ音楽、同じ映像、同じイラストだとしても、スマホで見てるものをリアルに体感した時に、全く別のものになるんじゃないかというのを例えて、NIGHT HIKEという名称をつけました。お客さんからは、「何故昼のイベントなのにNIGHT HIKEなのか」、「意味がわからん」とかよく言われるんですけど(笑)。
SiiiCK 最初はどのようにコンテンツを決めていったのですか?
荒木康弘 ブッキングに関しては、二人で相談して。どういうアーティストが良いのかを始め、全体の方向性から一つずつ話し合って、確認しながら進めていきました。単純にボカロ・イベントというよりかは、自分のキャリアや経験も活かして、よりクラブに近いフィールドのエッセンスや要素を入れて、いろいろなものを混ぜながらやってみるというのを意識的にやりました。
新たな形のクラブイベント型ミュージックアート・フェス
SiiiCK 最初から会場のWOMBの中でも、フロアごとにテーマを変えて、クラブでの開催でありながらフェス感を出していましたよね。
荒木康弘 そこはもちろん意識しました。ただの音楽だけのイベントにしないというのは、元々猪石くんのこだわりでもあったし、ネットカルチャーはもっと幅広いものだと思っていて、そこが魅力でもあると思っていたので。
猪石侑樹 NIGHT HIKEを観に来たら、ネットカルチャーで今何が流行ってるのかがわかって、最前線で活躍してるクリエイターを体感できる、そういうイベントを一つ作りたかったんです。イラストレイターの方に出ていただく場合も、今スゴく来てるなと思う人をピックアップさせていただいて。最前線がわかるようなブッキングを進めましたね。
荒木康弘 僕はクラブシーンでのキャリアが長いので、やはり現場だからこそ感じられる楽しさとか衝撃があって、そこに魔力、魅力があるというのはよくわかってるんです。だから、それまで家でPCやスマホで音楽を聴いてたような子たちが、今までに来たことのないWOMBという大きなクラブで、ライティングとか音圧を体験したら、盛り上がるだろうなというのは確信してました。今までになかった経験を与えることで、たぶんみんなハマっていくんだろうなという想像もしてたし、実際にそれは手応えとして、1回目にやった時から感じましたね。
SiiiCK お客さんだけでなく、出演者にしても、フェススタイルのクラブイベントでライヴをやるのは特別なことですよね。だからこそ起こる化学反応もあると思いますが。
荒木康弘 それはめちゃめちゃあったと思います。元々僕らもただ普通にイベントをやるのではなく、ネットカルチャーのシーン全体をムーブメントとして盛り上げたいという意識がずっとあって。それがどうやったら伝わりやすいのかは常に考えてるんです。出演者の方たちにも、ああいうところで自分がプレイするというのは、なかなか想像しづらかったと思うんですよ。だから、とにかく現場に来て体感してもらえるように意識的に仕掛けていきました。現場で体験するものは特別なものだから、今までになかったものを感じてくれたと思うんですよ。イベントへ招待したアーティストやクリエイターも、もしかしたら自分もあそこでDJをやれるかもしれないという想像を立ててくれたみたいで。それで次第に、みんながNIGHT HIKEでDJをやりたいと言ってくれるようになっていって。我々が意図してるものが広がっていく実感はスゴくありましたね。
SiiiCK お客さんにしても、めちゃくちゃ踊るし、手を挙げるし、シンガロングするし、スゴく元気ですよね。
荒木康弘 めちゃめちゃ音楽を聴いてくるし、素直なんですよ。みんな自分の好きなものしか聴かないのかなと思ってたんですけど、全然そんなことはなくて。新しい刺激をちゃんと受け止めてくれて、楽しんでくれるので、それがどんどん次につながっていく感覚があるんです。
SiiiCK コンテンツの中には、映像作家によるトークセッション、AbletonのLiveを使った楽曲制作の解説など、お客さんにもクリエイティヴに興味を持たせるような企画が多いのも面白いですね。
猪石侑樹 お客さんの中にクリエイターの人がどれだけいるのか、WOMBの1階のラウンジで聞いたことがあるんですけど、お客さんの1~2割が手を上げるんですよ。トークセッションにはモノ作りをする子が集まってくるし、ライヴドローイングには絵描きの子が見にきてくれる。映像作家は音楽アーティストと比べると、あまり表に出る機会が少ないんですけど、そういう方のトークセッションを、音楽イベントの中で、下のフロアに行けばやってるようなものにして。ハードルを下げてやったのが、プラスに働いてるのかなとは思いますね。
SKYん×higma×もう石田 TIME ATTACK CREATION / 「NIGHT HIKE Early 2025」@WOMB
PAS TASTA 楽曲解説セミナー / 「NIGHT HIKE Early 2024」@WOMB
Laur 楽曲解説セミナー / 「NIGHT HIKE Late 2024」@WOMB
SiiiCK これまでにNIGHT HIKEは、Early、Mid、Lateというタイトルで開催したり、大阪、名古屋、京都など、地方で開催したりもしていますよね。開催に関しては、どういう頻度で行なっているのですか?
猪石侑樹 元々自分的には、レギュラー公演を渋谷を拠点にやっていこうと決まって、WOMBで年に何回かやろうぐらいの考えだったんですよ。Early、Mid、Lateという名前のつけ方ですけど、Apple製品の製造年を表記するのがEarly、Mid、Lateで、カッコいいなと思って。#1、#2……という書き方にすると、「#5から行こうか」とは思えないし、映画にしても「#2」から観る人ってなかなかいないと思うんですよ。置いてきぼり感が出てしまうので。それで、まずはEarly、Mid、Lateと、年3回を中心的なレギュラーイベントとしてやっていこうと落ち着いてった感じです。
荒木康弘 地方でも開催する理由は、このイベントをきっかけに、ネットカルチャーのシーンをムーブメントにしていこうと思ってたからです。なので、ムーブメントにしていくためには、東京だけでなく全国的に盛り上がっていく必要があるなというのを、これまでの経験上から強く思っていて。そのためにNIGHT HIKEを地方で開催していくことも初めから考えていて。レギュラー公演を軸にしながら、2年目には地方でもやる。3年目は海外公演もやりたい。同じように、プランを始めた頃から、1年後には渋谷で3会場でサーキットフェスをやることを考えていて、1回目を開催した時には他の会場も押さえていて、さらにその翌年のサーキットは4会場、2DAYSにするというのも、その時点でイメージしてました。そして来年はさらに大きなことへとつなげていく。最初からビジョン、ストーリーがあって、それを目指して一つひとつ手を打ってるという感じですね。それでも、昨年のサーキットの時には、会場側の都合で押さえてたWOMBが使えなくなって、HARLEMに変更になったり、お客さんの特性や求めているものに対して我々の想像力が追いつかずに、オペレーションの不手際などでみなさんにご迷惑をおかけするようなことも起きたりで、予想外のことや経験不足から起こるトラブルなどもありました。イベントをやりながら我々も一つずつ経験や勉強を重ねている感じです。
煮ル果実 ライブ出演 / 「NIGHT HIKE Mid 2025」@Spotify O-EAST
TOOBOE ライブ出演 / 「NIGHT HIKE Mid 2025」@Spotify O-EAST
かいりきベア ライブ出演 / 「NIGHT HIKE Mid 2025」@Spotify O-EAST

TOOBOE ライブ出演 / 「NIGHT HIKE Mid 2025」@Spotify O-EAST
2年間で大きく広がったネットカルチャーから生まれた音楽・イラスト・映像のシーン
SiiiCK 2年間でここまでシーンが大きくなりましたが、どう実感しています?
荒木康弘 僕らのやってる計画の中で、まさにこうなっていくだろうと思い描いてたこととかなり近いですね。NIGHT HIKE以外にも「GOLD DISC」や「VOCALOCK MANIA」といったイベントがスタートしたのも同じ2023年で、それ以外にもネットカルチャー系のイベントはこの2年間で増えてる印象ですね。昼も夜も含めて大小様々行われていて、人も入って盛り上がっていて。昨年の「暴カワ(暴力的にカワイイ)」がソールドアウトしたのも、シーンの盛り上がりを象徴する一つの大きな出来事じゃないでしょうか。そうやってイベントが増えたり、DJやる人が増えたり、イベントに興味を持つ人が増えることはシーンが大きくなるためには必要なことだと思ってたんです。ネットカルチャーは最初はもっとニッチなカルチャーなのかと思ってたんですけど、NIGHT HIKEに来る若いお客さんの楽しみ方もそうだし、今のJ-POPを見てもそうですが、ユースカルチャーとしてスタンダードなものになりつつあるんだろうなというのは強く感じますね。これからさらにその動きは加速いくんじゃないかなと思います。
猪石侑樹 僕も同じ考えで、ネットカルチャーの市民権みたいなものは、10年前と比べたら全然ありますし、今後も必然的に増えていくだろうなと思いますね。あとは、NIGHT HIKEを続けていくことが大事なのかなと感じてて。口コミとかSNSの反応で、行ってみたいと言ってくださる人が増えてきてるんです。特に去年夏のイベントは本当にたくさんの方に来ていただいて。2000人ぐらいの規模感でもやれるんだなというのは、僕らとしても自信につながりましたね。
荒木康弘 さっき名前を挙げた各イベントの主催者たちと話す機会もよくあるんだけど、シーンを大きくしていくための仲間としてシンパシーを感じるし、それぞれ内容ややり方は違っても同じ方向を向いて、みんなでより面白いことを目指してやっていけたらいいですよね。
SiiiCK 大沢伸一、石野卓球を始めとする、ダンス・ミュージック界のレジェンドたちもブッキングしていますよね。そこは狙ったのですか? 実際にブッキングしてみて反応はどうでしたか?
荒木康弘 まずクラブカルチャーは自分が得意なところですし、若い子たちに僕ら年上の世代が作ってきた良いものを知ってほしいというのもあって。あとは自分が元々いたシーンなので、5年後、10年後のクラブシーンへとつながっていくようなことをやりたいと思ってた部分もあります。大沢さん、卓球さんといった、いわゆるレジェンドたちのDJを、NIGHT HIKEに来てるほとんどの子たちは、実際に会場で聴いたことがなかったと思うんですよ。そういうのを知ったり体験したりすることで、今までクラブに行ってなかった子が他のイベントに遊び行ったり、10代の子たちが数年後に深夜のイベントに行きたいと思ってくれたり。とは言え、いきなり何の文脈もなしに混ぜても難しいだろうなとは思いつつ、これだったら行けそうかなというのを、少しずつ段階的に試しながらやっていったんですけど、思っていた以上にNIGHT HIKEに来るお客さんの反応というか、新しいものを受け入れてくれる雰囲気があったので。これならいけるかもと思って、想定よりも早く大沢さんをブッキングしましたね。大沢さんや卓球さんのプレイを体感してるお客さんがどんな感じなのか、ブースの方から見たりするんですけど、けっこうみんな新しい衝撃を受けるぐらいの感じで、しっかりヤラレてくれてますね。打てば響くので、やってて楽しいですよ。めちゃくちゃやり甲斐がありますね、本当に。
大沢伸一 DJ出演 / 「NIGHT HIKE Late 2024」@WOMB
SiiiCK 最高ですね。DJ、VJ、映像、ライティング、音響などのこだわりも強いと思いますが、地方にツアーに出た時も、そこはこだわっていますよね。
荒木康弘 そういうこだわりがイベントのカラーや特色とし反映されるので、クオリティのしっかりしたものを作って見せていくというのは絶対に必要だと思っていて。キービジュアルにしても、毎回著名なイラストレーターに描いていただいてます。
原口沙輔 DJ出演 / 「NIGHT HIKE Late 2024」@WOMB
DJ WILDPARTY DJ出演 / 「NIGHT HIKE Early 2024」@WOMB
2025年8月23日~24日に開催されるNIGHT HIKE Mid 2025
SiiiCK 8月23日~24日に開催される「NIGHT HIKE Mid 2025 supported by ジンドゥー」ですが、4会場で2日間、史上最大級の規模ということですよね。何よりも、これほど数多くの面白いアーティストがいるんだ?というのに喰らいましたけど(笑)。
荒木康弘 やりすぎちゃいました(笑)。普段のNIGHT HIKEは、WOMBで開催するDJイベントですけど、拡大版のサーキットフェスに関しては、バンドも出演するし、クラブカルチャー、ネットカルチャーの中でも、よりポップな方まで幅を広げています。音楽に関しては、いろんな楽しみ方ができると思いますね。お客さんは基本、自分の観たいアーティストを目がけて行くと思うんですけど、会場が混んでて観れないこともあるし、長丁場のイベントなので、無理して観なくてもいいんですよ。そこは、自分のペースに合わせて、どこに行っても楽しめるように、どの時間も良いブッキングをしていますので。逆に、今までに触れたことのない音楽、アーティストに触れたり、新しい体験や発見を見つけてくれたりもしてほしいなというのもありますね。
SiiiCK 今回の出演者は、ネットカルチャーの中のどういうアーティスト、クリエイターをブッキングしているんですか?
猪石侑樹 例えば、ボカロPで言うと、直近のビルボードのランキングで1位を獲ってるようなボカロPも、再生回数が数億行ってるような人気のボカロPもいます。新進気鋭のこれから伸びていくだろう期待のボカロPも、僕らの視点でピックアップさせていただいてますね。レジェンドでは、m-floの☆Taku Takahashiさんにも出ていただきます。今が旬な人も出るし、何年も前から人気のあるクリエイターをたくさん出てるので、ネットカルチャーの中の人たちはけっこう網羅できてるんじゃないかなと僕らは思ってます。
SiiiCK 音楽以外のコンテンツはどうですか?
猪石侑樹 いつも通りライヴドローイングとかもやるんですけど、WOMBの1階だと100人ちょっとがMAXなのが、今回はduo MUSIC EXCHANGEでやるので、500人以上の人が入れます。新しい試みとしては、ライヴインスタレーションを企画していて。DJ、VJ、イラストレーター、映像作家という4人のクリエイターが、60分の中で全員がその場でクリエイティヴを作りながら、すべてをミックスするという内容で。DJは普通にDJをするんですけど、イラストレーターはステージ上でライヴドローイングをして。その絵をVJに渡して。映像作家はVJが使う用の、例えば3DのCGとか映像のビジュアル素材をその場で作って、どんどんVJに渡していって。VJがすべてを統合して、音と完全にリンクした映像としてスクリーンに映し出すという、新しいインスタレーションなんです。それをduo MUSIC EXCHANGEの一番最後にやる予定です。あともう一つ、A-POPというジャンルのダンスバトルで、アニソンやボカロの曲でダンスバトルをする方たちとコラボレーションをして。あきばっか~のさんがエキシビジョンという形で、duo MUSIC EXCHANGEでダンスバトルを披露してくださるというのもあります。
SiiiCK ドラムンベース・シーンを代表するDJ AKi、YELLOCKと人気絵師たちがコラボするライヴドローイングもあるんですね。
荒木康弘 WOMBの1階でやってる時も、ライヴドローイングをやりながら、DJを入れて音を流したりするんですけど、よりショー的なものにしたいなと思っていて。1日目にduo MUSIC EXCHANGEでやるのは、りくさん、tarou2さんの2組が同時にステージで90分の間に絵を描いて、それをDJ AKiのドラムンベースに乗せて描いてもらおうという企画です。DJ AKiくんには、普段のクラブイベントとはかなり趣向が違うので、大丈夫かなと思ってオファーしたんですけど、NIGHT HIKEのことも注目してくれていて、是非やりたいと言ってくれましたね(笑)。
niL ライブドローイング / 「NIGHT HIKE Mid 2023」@WOMB

りく ライブドローイング / 「NIGHT HIKE Mid 2025」@Spotify O-EAST
SiiiCK DAY1には深夜公演もあるんですよね。Spotify O-EASTで行われる、NIGHT HIKE × TREKKIE TRAX 13th Anniversaryですよね。
荒木康弘 O-EASTで2日間やるので、いろいろある機材をなるべく片付けないで、置いておきたいなと思って、それで夜も自分たちでイベントをやろうかなというのが元々のアイデアです(笑)。TREKKIE TRAXというレーベルは、ネットカルチャーとクラブカルチャーの境界線にいるような存在で。TREKKIE TRAX CREWやMasayoshi Iimoriに、クラブシーン寄りのアーティストとして、これまでにもNIGHT HIKEに出てもらってたり、フジロックにもブッキングしたり。スゴく良いチームだなって思っていて、何か一緒にできたらなと、今回13周年を一緒にやってみない?という話をしたんです。一方で、NIGHT HIKEの出演者の中には、NIGHT HIKEに出たことで、よりダンスミュージックやDJに傾倒していくようなアーティストも出てきてるんですよ。なので、そういう子たちを、NIGHT HIKE側からのコラボレーションとして出てもらって。昼間の方も出てもらうんですけど、夜の方はよりクラブ寄りのプレイをしてもらうというか、また違う顔を見せてもらえるような機会にしたいなと思ってます。
SiiiCK NIGHT HIKEを2年間手がけてきて、個人的に盛り上がったり、感動したりした瞬間があったら教えてください。
荒木康弘 2024年4月の「NIGHT HIKE Early 2024」の時にDJをやってもらった、ツミキくんというボカロPがいて。WOMBのメインフロアで、大沢伸一さんの後にその子をタイムテーブルに組んだんです。ボカロPとしてのキャリアも人気もあって、DJをオファーしたら受けてくれたので、すでにDJはやってたのかと思ったら、実はDJとしての出演は初めてだったらしくて。プレイが終わった後に、「大沢さんの後にやらされるって、何の拷問かと思いました」って本人に言われて(笑)。でも、初めてとは思えないくらい堂々とした立ち振る舞いとプレイだったので、あれで本当に初めてなの?って、逆に僕の中では衝撃でしたね。
猪石侑樹 僕は元々はあまりクラブに行く人ではなく、このイベントをやるようになってから行くようになったんですよ。そこで、大沢さんとか卓球さんのような大御所のプレイをフロアで感じた時に、音の出方が別格すぎて。ここはこれを楽しむ場所なんだというのを本当に理解できたし、喰らってしまったんです。本当にスゴい大御所を荒木さんはブッキングしてくれてるので、僕も勉強になりますね。
SiiiCK 今後のプランは?
猪石侑樹 海外でやることも考えてます。
荒木康弘 8月の次は、12月にやるレギュラーのイベントがあります。それ以外にも、NIGHT HIKEとしてちょっと面白いコラボイベントとかも企画してます。来年はより大きなことをやれたらなと思ってます。やっと盛り上がってきたこのシーンが、さらに盛り上がるようなことを仕掛けていきたいですね。NIGHT HIKEを通して出会うクリエイターやお客さん、若い子たちが作るこのシーンには未来しかないと思ってるので。僕はもうだいぶ大人ですが、そこに携わることができてるのがとても楽しいです。
NIGHT HIKE Mid 2024 / After Movie
NIGHT HIKE Mid 2025 supported by ジンドゥー
開催日:2025年8月23日(土)、24日(日)
時間:11:30 開場 / 12:30 開演
会場:Spotify O-EAST、WOMB、duo MUSIC EXCHANGE、clubasia
【LINE UP】
【DAY1】
2025.08.23.Sat. 11:30 OPEN 12:30 START
■Spotify O-EAST
live: yama / 秋山黄色 / ピノキオピー / Dios / 廻花 / PAS TASTA (BAND SET) / 梓川(BAND SET)
vj: 滝紘平 / osirasekita / tschifumazu
lighting&laser: LIGHTING MIURA
pa operator: Akihiro Morita (TECHSTURE)
■duo Music Exchange
live: Empty old City
APOP Dance Battle Exhibition: あきばっか~の
Making Sense of Music Powered by Ableton : 水槽
live drawing: りく & tarou2
dj: DJ AKi / YELLOCK
live installation: 水槽 (DJ SET) × LAM × Rei Kurashima × yonayona graphics
lighting: Machida
■WOMB
dj: ☆Taku Takahashi(m-flo) / kz (livetune) / 八王子P / TREKKIE TRAX CREW / 柊マグネタイト / 栗山夕璃 / 水槽 (DJ+LIVE SET) / 雄之助 / なきそ / Generation Z / GUCHON / 神と和解せよ / 歩く人 / ど~ぱみん / キツネリ / 夏山よつぎ / picco / ささみにく
live: どんぐりず
vj: Naohiro Yako / clocknote. / Syoronpo.
lighting&laser: rio fukukura
pa operator: wachi
talk session: BALCOLONY. and more
■clubasia
dj: DJ WILDPARTY / 鬱P / 羽生まゐご / ミツキヨ / A4。/ higma / 梓川 / 西郷・DJ・いろり / すずめのめ / Adomiori / 読谷あかね / SEE / Marble / saku / KAIRUI / Nemonoika
live: 国士無双 / ふたりはメリーバッドエンド
vj: poifull / LAKU / ラジコン (Saina×ミンホ)
---------------------
【DAY1 - Mid Night】
NIGHT HIKE × TREKKIE TRAX 13th Anniversary
2025.08.23.Sat. 22:30 OPEN / START
ADV. 3500yen (+1D/700yen), DOOR 4000yen (+1D/700yen)
Mid 2025 Tickets & WRISTBAND: ENTRANCE FREE (+1D/700yen)
※深夜公演のため20歳未満はご入場いただけません。
LINEUP:
TREKKIE TRAX CREW / 4s4ki / Masayoshi Iimori / andrew & なかむらみなみ / Carpainter b2b Seimei / F!C!O! / r-906 / DJ WILDPARTY / team sunameri (hirihiri, phritz, ウ山あまね, yuigot from PAS TASTA) / 椎乃味醂 / and more
---------------------
【DAY2】
2025.08.24.Sun. 11:30 OPEN 12:30 START
■Spotify O-EAST
live: HARDCORE TANO*C DJs (REDALiCE / t+pazolite / USAO) / かいりきベア / くじら / 有形ランペイジ / 煮ル果実 / NOMELON NOLEMON / FAKE TYPE. / メルティさん & Mr.ナプル from はるまきごはん×煮ル果実 / AKAGIMI
vj: 滝紘平 / osirasekita / murAta Yuzi
lighting&laser: LIGHTING MIURA
pa operator: Akihiro Morita (TECHSTURE)
■duo Music Exchange
live: 只野楓 / エイハブ / G over
talk Session:擬態するメタ
live drawing: sakiyama
dj: DJ AKi / YELLOCK
APOP Dance Battle Exhibition: あきばっか~の
live installation: LAM × TeddyLoid × Rei Kurashima × yonayona graphics
lighting: Machida
■WOMB
dj: TeddyLoid / DÉ DÉ MOUSE / ツミキ / KOTONOHOUSE / okadada / r-906 / サツキ / 椎乃味醂 / SPRAYBOX / Hylen / Rockwell / Capchii / しらゆき / 駄菓子O型 / 長谷川迷子 / えあ × とやがてんこもり / muyu / and more
live:hasty
vj: Naohiro Yako / clocknote. / Syoronpo.
lighting&laser: rio fukukura
pa operator: wachi
talk session: T.B.A.
■clubasia
dj: R Sound Design / 吉田夜世 / 雨良 / あばらや / TEMPLIME / Pa's Lam System / Nor / D.watt / TAKUYA the bringer / なみぐる / 前澤 / Ziema / 前線 / sibitto / KikKuU
live: アメリカ民謡研究会 Haniwa / はしメロ(Band Set) / VESPERBELL / ふたりはメリ-バッドエンド
vj: poifull / LAKU / ラジコン (Saina×ミンホ)
料金:
2DAYSチケット(一般)16,500円(税込)
2DAYSチケット(U-19)12,000円(税込)
DAY1チケット(一般)8,800円(税込)
DAY1チケット(U-19)6,500円(税込)
DAY2チケット(一般)8,800円(税込)
DAY2チケット(U-19)6,500円(税込)
※全券種1drink付き(2DAYSチケットは2drink付き)
●ZAIKO
https://tribalcon.zaiko.io/e/night-hike-mid-2025
主催:TRIBALCON.
協賛:ジンドゥー / フロール・デ・カーニャ / 中央町戦術工芸 / Ableton / バンタンデザイン研究所 / バンタンミュージックアカデミー
特別協賛 / 機材協力:GALLERIA
機材協力:Blackmagic Design
協力:BALCOLONY. / Spotify O-EAST / WOMB / duo MUSIC EXCHANGE / clubasia
NIGHT HIKE Late 2025 supported by ジンドゥー
開催日:2025年12月13日(土)
会場:WOMB
オフィシャルサイト
Instagram: @night_hike_info
その他詳細はオフィシャルサイト・SNSにてご確認ください。
SiiiCK Official
0件